傾斜錯覚についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

空中航法 第20問

傾斜錯覚についての記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)離陸中の急激な加速は、機首上げ姿勢にあるような錯覚を生じ易い。(b)上昇から水平直線飛行に急激に移行すると、パイロットは前方に倒れるような錯覚を生じる。(c)急激な上向きの加速によって機が上昇中であるような錯覚が生じ易い。(d)内耳器官の働きが止まってしまうほどの長い時間の定常旋回中に頭を急に動かしたりすると、まったく異なった軸で旋回もしくは運動しているような錯覚が起きる。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(c)(d)の三つです。 内耳の前庭器官(三半規管・耳石器)は、加速度や体の傾きを感じますが、外が見えないときには誤った感覚を生むことがあります。 (a)正しい。離陸中の急激な加速では、体が後ろへ押しつけられる感覚を、機首が上がった姿勢と取り違えやすくなります。(b)誤り。上昇から急に水平直線飛行に移ると、後ろへ倒れていくような錯覚(逆転錯覚)が生じます。「前方に倒れる」は逆です。(c)正しい。急な上向きの加速を受けると、機が上昇しているような錯覚(エレベータ錯覚)が生じやすくなります。(d)正しい。長く続く定常旋回で三半規管が旋回を感じなくなっているときに頭を急に動かすと、まったく別の軸で回転しているような強い錯覚(コリオリ錯覚)が起こります。 【対処】 視界の悪いときは、体の感覚ではなく計器を信じて操縦します。旋回中や計器を見ているときに、頭を急に大きく動かさないことも大切です。

出典:令和2年11月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 空中航法 問20(国土交通省 公表)出典元ページ

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