ロータの回転が上から見て反時計回りのヘリコプタの貫流速効果に関する記述(a)~(c)のうち、正しいものはいくつあるか。(…
航空工学(回転翼) 第10問
ロータの回転が上から見て反時計回りのヘリコプタの貫流速効果に関する記述(a)~(c)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(4)の中から選べ。(a)ヘリコプタがホバリングから増速していく過程でロータの回転面を通過する空気流に生じる誘導速度の不均一により現れる現象である。(b)対気速度が10~15kt付近になるとヘリコプタが右に傾こうとする。(c)対気速度が10~15kt付近になると低周波の振動が発生する。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)なし
正答 (3)
正答は (3)。(a)(b)(c)の三つとも正しい記述です。
貫流速効果(トランスバース・フロー・エフェクト)は、ホバリングから増速していくときに、ロータ回転面の前半分と後ろ半分で誘導速度(吹き下ろし)が不均一になって起こる現象です。
(a)正しい。前進すると、回転面の後ろ半分は、前半分ですでに下へ加速された空気を受けるため誘導速度が大きく、迎角が小さくなります。前半分は誘導速度が小さく、揚力が大きくなります。この誘導速度の不均一が原因です。(b)正しい。前半分の揚力の増加は、ジャイロの歳差(位相の遅れ)によって回転方向に約90°進んだ位置で最も大きなフラッピングとして現れます。上から見て反時計回りのロータでは左側が上がり、ヘリコプタは右に傾こうとします。(c)正しい。揚力の不均一のため、対気速度10〜15kt付近で低周波の振動が現れます。
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【転移揚力との関係】
貫流速効果の振動が現れるのとほぼ同じ速度帯で、転移揚力が得られ始めます。増速中に右へ傾こうとする傾向は、サイクリックを左へ当てて修正します。
出典:令和3年5月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問10(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
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- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和元年11月期 第9問
- 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 令和2年11月期 第8問
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