水平旋回時の荷重倍数n及び失速速度Vsnを求める式の組み合わせで、正しいものはどれか。ただしθはバンク角、Vsは水平飛行…
航空工学(飛行機) 第7問
水平旋回時の荷重倍数n及び失速速度Vsnを求める式の組み合わせで、正しいものはどれか。ただしθはバンク角、Vsは水平飛行中の失速速度とする。
- (1)n=1/sinθVsn=n・Vs
- (2)n=1/cosθVsn=n・Vs
- (3)n=1/sinθVsn=√n・Vs
- (4)n=1/cosθVsn=√n・Vs
正答 (4)
正答は (4)。n=1/cosθ、Vsn=√n・Vs の組み合わせです。
【荷重倍数】
高度を保って旋回するには、傾いた揚力Lの垂直成分が重量Wと釣り合わなければなりません。
L × cosθ = W
荷重倍数 n = L/W = 1/cosθ
【旋回中の失速速度】
失速するときの揚力は L = ½ρV²S・CLmax です。旋回中は重量の n 倍の揚力が要るので、
n・W = ½ρVsn²S・CLmax
W = ½ρVs²S・CLmax
両式の比から Vsn²/Vs² = n、つまり Vsn = √n・Vs になります。
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60°バンク n = 1/0.5 = 2 Vsn = √2・Vs ≒ 1.41Vs
【ほかの選択肢】
(1) n の式も Vsn の式も誤りです。1/sinθ は荷重倍数の式ではありません 誤り
(2) n の式は正しいですが、失速速度は n 倍ではなく √n 倍です 誤り
(3) Vsn の式は正しいですが、n=1/sinθ が誤りです 誤り
揚力は速度の2乗に比例するので、失速速度は荷重倍数の平方根に比例する、と覚えます。
出典:令和3年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問7(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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