下図の飛行機(操縦席から見て右回転プロペラ)に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(飛行機) 第4問
下図の飛行機(操縦席から見て右回転プロペラ)に関する記述で誤りはどれか。
- (1)離陸滑走中、プロペラ後流の影響により機首を左に向けようとする。
- (2)水平直線飛行中エンジン出力を急激に増すとトルクの反作用により左に傾こうとする。
- (3)機首上げを行うとジャイロ効果により機首を左に向けようとする。
- (4)上昇中、Pファクターにより機首を左に向けようとする。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
図は単発のプロペラ機で、プロペラは操縦席から見て右回り(時計回り)です。機首を上げると、ジャイロ効果(摂動)により、加えた力が回転方向へ90°進んだ所に働いたようになります。機首上げではプロペラ面の上側を後ろへ押す形になり、90°進んだ右側が後ろへ動くので、機首は右へ向きます。「左に向けようとする」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) プロペラ後流はらせん状に機体を回り、垂直尾翼の左側に当たって機首を左へ向けます 正しい
(2) 右回りのプロペラの反作用(トルク)で、機体は左へ傾こうとします 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) 上昇中は迎え角が大きく、下がっていく右側のブレードの迎え角が大きくなって推力も大きくなる(Pファクター)ので、機首は左へ向きます 正しい
【右回りプロペラのまとめ】
後流・トルク・Pファクター → 左へ
ジャイロ効果 機首上げ→右、機首下げ→左
離陸や上昇で出力が大きいときは左へ向く傾向が強いので、右ラダーで修正します。
出典:令和3年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問4(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
「航空工学(飛行機)」のほかの問題
- 令和元年5月期 第3問水平旋回時の荷重倍数nを求める式で正しいものはどれか。ただしθはバンク角とする。
- 令和2年1月期 第9問地面効果の影響に関する記述で誤りはどれか。
- 令和2年11月期 第20問重量3,600lb、重心位置が基準線後方21inの飛行機の重心位置を、300lbの荷物を
- 令和4年1月期 第17問サーキット・ブレーカに関する記述で誤りはどれか。
- 令和5年1月期 第15問プロペラへの着氷及び防除氷に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(
- 令和5年9月期 第15問冷却系統の説明で誤りはどれか。
スポンサーリンク


