ヘリコプタの安定性に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空工学(回転翼) 第10問

ヘリコプタの安定性に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)角変位または速度変化があった後に、最初のトリム状態に戻ろうとする初期傾向がある場合、静的に安定であるという。(b)動的安定性とは、静的に安定なヘリコプタがトリム状態にあるときに外乱を受けた後、時間の経過とともにトリム状態に戻るか、あるいはトリム状態から離れてしまうかという性質をいう。(c)トリム状態で飛行中、外乱により速度が増加した後、その変化した速度の状態のままで飛行しようとする場合は、静的に中立であるという。(d)トリム状態で飛行中、外乱により速度が増加した後、時間の経過とともに元の速度に戻ろうとする変化を示すものの、その振幅が変わらない場合は、静的に安定であり動的に安定であるという。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(c)の三つです。 (a)正しい。外乱で角変位や速度の変化が起きた後、最初のトリム状態に戻ろうとする初期の傾向があれば、静的に安定です。(b)正しい。動的安定性は、静的に安定な機体が外乱を受けた後、時間の経過とともにトリム状態に戻るか、離れていくかという性質です。(c)正しい。変化した速度のまま飛行しようとし、戻ろうとも離れようともしない場合は、静的に中立です。(d)誤り。元の速度に戻ろうとするので静的には安定ですが、振動の振幅が変わらない場合は、動的には「中立」です。「動的に安定」というには、振幅がしだいに小さくなって元の状態に落ち着く必要があります。
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【静安定と動安定】 静安定 最初に戻ろうとするか(安定・中立・不安定) 動安定 時間とともにどうなるか   振幅が減る → 動的に安定   振幅が一定 → 動的に中立   振幅が増える → 動的に不安定

出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問10(国土交通省 公表)出典元ページ

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