誘導抗力に関する記述で正しいものはどれか。…
航空工学(回転翼) 第6問
誘導抗力に関する記述で正しいものはどれか。
- (1)ロータ・ブレードが空気中で回転する際の摩擦により発生する抵抗である。
- (2)誘導抗力に必要なパワーを誘導パワーといい、前進速度に比例して増加する。
- (3)キャビン、ロータ・マスト、降着装置など揚力を発生しない機体各部が空気中を移動することにより生じる抵抗で、速度の2乗に比例して増加する。
- (4)誘導抗力に必要なパワーを誘導パワーといい、空気密度が減少すると誘導速度が速くなるので誘導パワーは増加する。
正答 (4)
正答は (4)。正しいのはこれです。
誘導抗力に打ち勝つのに必要なパワーを誘導パワーといいます。空気の密度が小さくなると、同じ推力(揚力)を出すのに、より多くの空気をより速く吹き下ろさなければならず、誘導速度が大きくなります。その結果、誘導パワーは増えます。高地や高温でホバリングに必要なパワーが増えるのは、主にこのためです。
【ほかの選択肢】
(1) 空気との摩擦などで生じる抵抗は、ブレードの形状抵抗(プロファイル抗力)です。誘導抗力ではありません 誤り
(2) 誘導パワーはホバリングで最も大きく、前進速度が増すにつれて減っていきます。「前進速度に比例して増加する」は逆です 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 揚力を発生しない機体各部が空気中を進むことで生じ、速度の2乗に比例して増える抵抗は、有害抗力(パラサイト抗力)の説明です 誤り
【必要パワーの内訳】
誘導パワー ホバリングで最大、速度とともに減る
形状抵抗パワー 速度とともにゆるやかに増える
有害抵抗パワー 速度の約3乗で増える
合計の必要パワーは、中くらいの速度で最も小さくなります。
出典:令和5年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問6(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
「航空工学(回転翼)」のほかの問題
- 令和元年5月期 第6問地面効果に関する記述で誤りはどれか。
- 令和元年9月期 第17問フリーホイール・クラッチに関する記述で誤りはどれか。
- 令和2年9月期 第16問エラストメリック・ベアリングに関する記述で誤りはどれか。
- 令和3年9月期 第7問地面効果に関する記述で誤りはどれか。
- 令和4年9月期 第13問ブレードの失速と圧縮性の影響に関する記述で誤りはどれか。
- 平成31年1月期 第5問非対称翼まわりの空気の流れ等に関する記述で正しいものはどれか。
スポンサーリンク

