前進飛行中のヘリコプタのメイン・ロータ・ブレードの失速と圧縮性の影響に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(回転翼) 第14問
前進飛行中のヘリコプタのメイン・ロータ・ブレードの失速と圧縮性の影響に関する記述で誤りはどれか。
- (1)前進側ブレードの相対風が音速に達しなくとも、ブレード上面では衝撃波が発生することがある。
- (2)後退側ブレードの失速は飛行方向のほぼ真横を中心に起きるため、90度位相が遅れたブレード位置に力が働き、ロータディスクは前方へ傾いて予期しない機首下げ運動を引き起こす。
- (3)気温が低ければ音速は下がるため、一般的に高度が高ければ、前進側ブレードの圧縮性に対するマージンは小さくなる。
- (4)後退側ブレードの失速と判断した場合の修正操作は、直ちにコレクティブ・ピッチ・レバーをゆっくり下げて減速する。
正答 (2)
正答は (2)。後退側ブレードの失速では、ロータ・ディスクは後ろへ傾き、機首上げ(と後退側への横転)が起きます。
後退側のブレードは相対風が遅いので、高速では迎角が大きくなり失速します。揚力の減少は、ジャイロの歳差(90度の位相遅れ)により機体の後方で現れ、ディスクが後ろへ傾くので、機首が上がります。機首下げではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 前進側ブレードの上面は流れが加速し、局所的に音速を超えて衝撃波が出ることがあるので 正しい
(3) 気温が低いと音速が下がり、圧縮性の余裕が減るので 正しい
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(4) コレクティブを下げて迎角を減らし、速度を落とすのが修正操作なので 正しい
【覚え方】
後退側ブレード失速=「機首上げ・振動・後退側へ横転」。直すには減速です。
出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 自家用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問14(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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