失速に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(飛行機) 第4問
失速に関する記述で誤りはどれか。
- (1)迎え角がある値を超えると揚力係数は急激に減少し、抗力係数は増大する。この現象を失速(Stall)という。
- (2)翼や物体の表面に沿って流れてきた境界層が、流速の低下に伴う圧力の上昇に対抗できなくなって逆流し、大きな渦を生じて翼の表面からはがれる現象を「剥離」という。
- (3)バフェットは失速の前触れ(警報)である。
- (4)機体重量が大きいほど失速速度は小さくなる。
正答 (4)
正答は (4)。重量が大きいほど必要な揚力が大きくなり、失速速度は大きくなります。「小さくなる」が誤りです。
揚力=重量のとき、最大揚力係数で飛べる最小の速度が失速速度です。
Vs = √(2W ÷(ρ × S × CLmax))
重量Wが増えるとVsは√Wに比例して増えます。
【ほかの選択肢】
(1) 迎え角が臨界値を超えると揚力係数が急に減り、抗力係数が増えます。これが失速です 正しい
(2) 境界層が圧力の上昇に逆らえず逆流し、渦となって翼面から離れる現象が剥離です 正しい
(3) 剥離した気流で尾翼などが揺さぶられるバフェットは、失速の前触れです 正しい
【覚え方】
重量が4倍なら失速速度は2倍(√4)。旋回で荷重倍数が増えても失速速度は上がります。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 自家用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問4(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
「航空工学(飛行機)」のほかの問題
- 令和元年7月期 第14問二重点火方式について誤りはどれか。
- 令和2年7月期 第2問揚力について誤りはどれか。
- 令和3年3月期 第5問下図の飛行機(操縦席から見て右回転プロペラ)に関する記述で誤りはどれか。
- 令和3年11月期 第17問右図の旋回傾斜計の状態を正しく説明しているものはどれか。
- 令和4年11月期 第5問操縦席から見て機首に右回転プロペラを装備した単発機におけるジャイロ効果について正しいもの
- 平成31年3月期 第6問アドバース・ヨーの説明で正しいものはどれか。
スポンサーリンク

