次の記述のうち,介護老人福祉施設におけるリスクマネジメントとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
介護の基本 第10問
次の記述のうち,介護老人福祉施設におけるリスクマネジメントとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)安全対策担当者を置き,事故発生予防のための委員会を定期的に開催する。
- (2)家族からの苦情は,介護福祉職が,その場で解決する。
- (3)利用者の私物を壊したときは,介護福祉職の自己判断で弁償する。
- (4)入浴介助時のインシデントの報告は,職員間の口頭による伝達に統一する。
- (5)事故防止のため,地域のお祭りへの参加は控える。
正答 (1)
正答は (1)。最も適切なのはこれです。
指定介護老人福祉施設の運営基準では、事故の発生や再発を防ぐために、事故発生の防止のための指針を整えること、事故やヒヤリ・ハットを報告し分析して改善策を職員に周知する体制をつくること、事故発生の防止のための委員会と研修を定期的に行うこと、そしてこれらを適切に実施するための担当者を置くことが定められています。安全対策担当者を置き、委員会を定期的に開くことは、組織としてのリスクマネジメントにあたります。
【ほかの選択肢】
(2) 苦情をその場で解決する 苦情は、施設の苦情受付の窓口などで受け付けて記録し、組織として対応します。個人がその場で解決しようとするのは適切ではありません 誤り
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(3) 私物を壊したときに自己判断で弁償する 事故として報告し、施設として事実を確認したうえで対応します。損害の賠償も施設として速やかに行います 誤り
(4) 報告を口頭に統一する インシデントの報告は記録に残し、分析して再発防止に生かします。口頭だけでは情報が共有されず、分析もできません 誤り
(5) お祭りへの参加を控える 事故を恐れて活動を制限すると、利用者の生活の質が下がります。危険を予測して対策をとったうえで、参加を支援します 誤り
【ポイント】
リスクマネジメントは、個人の判断ではなく、組織として仕組みをつくって取り組むものです。「組織で」「記録して」「分析して共有する」選択肢を選びましょう。
出典:介護福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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