A さん(73 歳、女性)は1人で暮らしており、脳梗塞で入院した。A さんは左半身に麻痺があり、認知機能障害はない。4点…
午前 第92問
A さん(73 歳、女性)は1人で暮らしており、脳梗塞で入院した。A さんは左半身に麻痺があり、認知機能障害はない。4点杖を使用して歩行が可能となり、住宅改修をして自宅に退院した。退院後は、降圧薬と抗血栓薬が処方され、服薬管理と健康管理の目的で訪問看護を週1回、調理と買い物代行の目的で訪問介護を週1回利用している。A さんは「昨日、退院して初めて1人で買い物に行ったら転びそうになって、横にいた人に支えてもらったんです」と訪問看護師に話した。退院から2か月後、A さんは杖歩行が安定し、時間をかけて調理や買い物を自分で行うようになった。看護師が訪問したとき、A さんから「最近トイレに間に合わずに尿が漏れてしまうことがあるんです。恥ずかしいので排泄だけは人の世話になりたくないんです。良い方法があれば教えてください」と相談された。このときの訪問看護師のA さんへの助言で最も適切なのはどれか。
- (1)「パンツ型オムツを使ってみましょう」
- (2)「ポータブルトイレを使ってみましょう」
- (3)「夕食後は水分を摂り過ぎないようにしましょう」
- (4)「ご自分の排尿間隔に合わせてトイレに行きましょう」
正答 (4)
正答は (4)。自分の排尿間隔に合わせてトイレに行くよう助言します。
Aさんは杖歩行が安定し、家事も自分で行えるようになっています。左片麻痺があって動作に時間がかかるため、尿意を感じてからではトイレに間に合わないことがあると考えられます。自分の排尿の間隔を知り、尿意が強くなる前にトイレに行く(時間排尿)ことで、人の世話にならずに失禁を防ぐことができ、Aさんの「排泄だけは人の世話になりたくない」という思いにも沿います。
【ほかの選択肢】
(1) パンツ型オムツ 自立したいという思いや自尊心を損なうおそれがあり、まず試す方法ではない 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) ポータブルトイレ トイレまで歩ける人で、まず勧める方法ではない 誤り
(3) 夕食後は水分を控える 夜間の頻尿には有効なことがあるが、日中の「間に合わない」失禁への助言ではない。水分を減らすと脱水や脳梗塞の再発の危険も高まる 誤り
出典:2025年(令和7年) 看護師国家試験 問92(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午前」のほかの問題
- 2023年(令和5年) 第91問A さん(47 歳、男性、会社員)は妻と2人暮らしで、自宅の室内で犬を飼っている。15
- 2024年(令和6年) 第30問感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉において、診断した際に全
- 2024年(令和6年) 第90問薬剤投与に関する重大な医療事故が発生した。このときの看護師の対応で適切なのはどれか。2つ
- 2026年(令和8年) 第31問法律とその内容の組合せで正しいのはどれか。
- 2026年(令和8年) 第92問A さん(80 歳、男性、要介護2 )は1 人で暮らしている。脳出血を発症し、急性期病院
- 2023年(令和5年) 第31問社会保険制度と根拠法令の組合せで正しいのはどれか。
スポンサーリンク

