A さん(21 歳、女性、大学生)は半年ほど前から疲れやすさを自覚していた。その後、安静時にも息切れと動悸が出現するよう…
午後 第98問
A さん(21 歳、女性、大学生)は半年ほど前から疲れやすさを自覚していた。その後、安静時にも息切れと動悸が出現するようになり、1 か月前から所属するテニスサークルを休んでいる。数日前からは手が震えるようになり、学業にも支障が出てきた。頻繁に汗が出ると自覚しており、母親から「首が腫れている」と指摘され受診した。受診時は、身長160 cm、体重44 kg で半年前から6 kg 減少している。体温37.5 ℃、呼吸数22/分、脈拍132/分、血圧152/70 mmHg であった。A さんはBasedow〈バセドウ〉病と診断され抗甲状腺薬での治療が開始された。A さんには、疾患を正しく理解し、定期受診や内服の自己管理が行えるよう指導が行われた。A さんは「薬が必要だと分かったけれど、副作用が怖い」と訴えている。早めの受診が必要な副作用(有害事象)はどれか。
- (1)口 渇
- (2)脱 毛
- (3)発 熱
- (4)皮膚の搔痒感
正答 (3)
正答は (3)。抗甲状腺薬で最も注意する副作用は無顆粒球症で、発熱やのどの痛みが出たらすぐに受診します。
チアマゾールなどの抗甲状腺薬では、まれに白血球(顆粒球)が急に減る無顆粒球症が起こり、重い感染症につながります。多くは飲み始めて2〜3か月以内に起こるため、この時期は定期的に白血球数を調べ、発熱やのどの痛みが出たら薬を飲むのをやめてすぐ受診するよう伝えます。
【ほかの選択肢】
(1) 口渇は抗甲状腺薬の代表的な副作用ではないので 誤り
(2) 脱毛はまれで、急いで受診する副作用ではないので 誤り
(4) 皮膚のかゆみ(じんま疹)は比較的よくある副作用で、多くは次の受診で相談すれば足りるので 誤り
出典:2026年(令和8年) 看護師国家試験 問98(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午後」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第104問A 君(5歳、男児) は共働きの両親と3人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症
- 2025年(令和7年) 第42問胃瘻からの経管栄養を行う在宅療養者の家族に説明する内容で正しいのはどれか。
- 2025年(令和7年) 第101問A さん(80歳、女性)は、アパートの1階に1人で暮らしている。半年前に軽度のAlzhe
- 2023年(令和5年) 第40問創傷治癒の成熟期の状態はどれか。
- 2023年(令和5年) 第100問A 君(5歳)は父親(40 歳)、母親(38 歳)と兄(10 歳)の4人家族である。A
- 2024年(令和6年) 第40問午前8時から24 時間蓄尿を開始することになった。蓄尿の方法で正しいのはどれか。
スポンサーリンク

