低酸素症に関する記述で正しいものはどれか。…
計器飛行一般 第20問
低酸素症に関する記述で正しいものはどれか。
- (1)低酸素症の兆候が現れたら、呼吸の速さと深さを自分で意識的に調整してゆけば通常は2~3分で治まる。鼻から息を吸い込み、唇を強めに締めて口からできるだけ時間をかけて吐き出す腹式呼吸が効果的である。
- (2)低酸素症は血液の酸素運搬能力が大きく関係するため、通常、飲酒や服薬、体調並びに精神状態の影響は受けにくい。
- (3)大気中に酸素の占める割合は、地上からはるか上空に至るまで一定であるため飛行高度の増大に対応して低酸素症の傾向も増大する。
- (4)低酸素症の兆候は個人差が大きく、通常それらがゆっくり進行するときはその影響を自ら認識することは容易である。
正答 (3)
正答は (3)。酸素の割合(約21%)は高くなっても変わりませんが、気圧が下がるので取り込める酸素が減ります。
高度が上がると、空気中の酸素の割合は同じでも、酸素の分圧が下がります。肺から血液へ酸素が移りにくくなるため、高度が高いほど低酸素症になりやすくなります。
【ほかの選択肢】
(1) 呼吸を意識してゆっくり吐くのは過呼吸への対処で、低酸素症には酸素の吸入や降下が要るので 誤り
(2) 飲酒・薬・疲労・体調などで、低酸素症への耐性は下がるので 誤り
(4) 症状がゆっくり進むと自覚しにくく、気づかないうちに判断力が落ちるので 誤り
【覚え方】
「割合は同じ、圧が下がる」。低酸素症は自覚しにくいことが一番の怖さです。
出典:令和2年3月期 航空従事者学科試験 計器飛行証明 計器飛行一般 問20(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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