湿潤気塊が、凝結が生じない温度の範囲で、周囲の空気と混合しないように気圧を一定に保ちながら冷却されたとする。このとき、気…

一般知識 一般知識 問3

湿潤気塊が、凝結が生じない温度の範囲で、周囲の空気と混合しないように気圧を一定に保ちながら冷却されたとする。このとき、気塊の仮温度、露点温度、相当温位について、保存されるものを○で、保存されないものを×で示した組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1 つ選べ。

正答 ④
正答は ④。仮温度 ×、露点温度 ○、相当温位 × です。 【考え方】 気圧が一定で凝結が起こらないので、水蒸気の量(混合比)は変わりません。変わるのは気温だけです。 【仮温度】 仮温度は、湿潤空気と同じ気圧・密度を持つ乾燥空気の温度で、気温に水蒸気の効果を少し加えた値です(Tv≒T(1+0.61q))。混合比が一定でも、気温が下がれば仮温度も下がるので、保存されません(×)。 【露点温度】 露点温度は、気圧を一定にしたまま冷やしたときに飽和する温度で、水蒸気圧(気圧が一定なら混合比)だけで決まります。気圧も混合比も変わらないので、露点温度は保存されます(○)。
解説の続きをみる続きを閉じる
【相当温位】 相当温位は、温位に水蒸気がすべて凝結したときの潜熱の分を加えた量で、乾燥断熱変化や湿潤断熱変化では保存されます。しかし、ここでは気圧一定のまま熱を奪われて冷えているので、断熱変化ではありません。温位が下がり、混合比は変わらないので、相当温位も下がります(×)。 【ポイント】 相当温位や温位が保存されるのは「断熱変化」のときだけです。放射冷却のように熱が出入りすると保存されません。露点温度は「気圧と水蒸気量が変わらなければ一定」です。

出典:令和7年度第2回(第65回)気象予報士試験 学科試験(予報業務に関する一般知識)問3(一般財団法人気象業務支援センター 公表・許諾を得て掲載)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「一般知識」のほかの問題

  1. 令和4年度第1回(第58回) 一般知識 問3気圧と温度の等しい2つの未飽和空気塊A、Bがあり、空気塊Aの水蒸気の混合比はqである。空
  2. 令和4年度第2回(第59回) 一般知識 問8温帯低気圧について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の
  3. 令和5年度第1回(第60回) 一般知識 問14気象業務法における用語の定義に関する次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいも
  4. 令和6年度第1回(第62回) 一般知識 問4大気中の雲粒子とエーロゾルについて述べた次の文(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正し
  5. 令和6年度第2回(第63回) 一般知識 問9台風について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤
  6. 令和7年度第1回(第64回) 一般知識 問14気象測器の検定について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク