移動式クレーンに関する用語の記述として、適切なものは次のうちどれか。…
移動式クレーンに関する知識 第1問
移動式クレーンに関する用語の記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)作業半径とは、ジブフートピンの中心からジブポイントまでの距離をいい、ジブの傾斜角を変えると作業半径が変化する。
- (2)定格荷重とは、移動式クレーンの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。
- (3)定格速度とは、定格荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、旋回などの作動を行う場合の、それぞれの最高の速度をいう。
- (4)ジブの起伏とは、ジブが取り付けられたピンを支点として傾斜角を変える運動をいい、傾斜角を変える運動には、起伏シリンダの作動によるものと、巻上げ用ワイヤロープの巻取り、巻戻しによるものがある。
- (5)総揚程とは、ジブ長さを最長に、傾斜角を最大にしたときのつり具の上限位置と、ジブ長さを最短に、傾斜角を最小にしたときのつり具の上限位置との間の垂直距離をいう。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
定格速度とは、定格荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、旋回などの作動を行う場合の、それぞれの最高の速度をいいます。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 作業半径は、旋回中心を通る鉛直線から、つり具の中心を通る
鉛直線までの水平距離。ジブフートピンの中心からジブポイント
までの距離は、ジブに沿った斜めの長さ(ジブ長さ)
(2) 構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重で、
つり具分を含むのは、定格荷重ではなくつり上げ荷重。
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定格荷重は、つり具の質量を差し引いた値
(4) 傾斜角を変えるのは、起伏シリンダの作動または起伏用
ワイヤロープの巻取り・巻戻しによる。巻上げ用ではない
(5) 総揚程は、つり具の上限位置と下限位置との間の垂直距離
【荷重の三つを並べる】
つり上げ荷重 構造・材料に応じて負荷できる最大の荷重。つり具を含む
定格総荷重 その作業半径・ジブ長さでつれる最大の荷重。つり具を含む
定格荷重 定格総荷重から、つり具の質量を差し引いたもの
(2)の文は、つり上げ荷重の定義をそのまま「定格荷重」と言い換えた
ものです。「つり具分が含まれる」と書いてあったら、定格荷重ではありません。
【定格速度が「定格荷重」を基準にするわけ】
実際に使ってよい上限の荷で、どれだけ出るかを示す
つり上げ荷重は、いちばん有利な条件でだけ成り立つ値です。速度の目安にはなりません。
【作業半径が「水平距離」であるわけ】
倒れるかどうかは、支点からの水平の距離で決まる
【総揚程・揚程・下降深さ】
揚程 地面より上でつり具を動かせる高さ
下降深さ 地面より下へつり具を下ろせる深さ
総揚程 揚程と下降深さを合わせたもの
出典:移動式クレーン運転士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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