次の記述は、マイクロ波(SHF)帯の電波の対流圏伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選…
無線工学B 無線工学B B-4 ア
次の記述は、マイクロ波(SHF)帯の電波の対流圏伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) 標準大気において、大気の屈折率n は地表からの高さとともに減少するから、標準大気中の電波通路は、送受信点間を結ぶ直線に対して[ア]わん曲する。(2) 実際の大地は球面であるが、これを平面大地上の伝搬として等価的に取り扱うために、m = n+(h/R)で与えられる修正屈折率m が定義されている。ここで、h〔m〕は地表からの高さ、R〔m〕は地球の[イ]である。m は 1 に極めて近い値で不便なので、修正屈折示数M を用いる。M は、M =[ウ]×10⁶ で与えられ、標準大気では地表からの高さとともに増加する。(3) 標準大気のM 曲線は、図1 に示すように勾配が一定の直線となる。このM曲線の形を[エ]という。(4) 大気中に温度などの[オ]層が生じるとラジオダクトが発生し、電波がラジオダクトの中に閉じ込められて見通し距離より遠方まで伝搬することがある。このときのM 曲線は、図2 に示すように、ある範囲の高さで[エ]とは逆の勾配を持つ部分を生じる。[ア]に入れるべき字句はどれか。
- (1)均一
- (2)(m-1)
- (3)下方に凸に
- (4)(m+1)
- (5)標準形
- (6)接地形
- (7)逆転
- (8)上方に凸に
- (9)等価半径
- (10)半径
正答 (8)
正答は (8)。標準大気では屈折率が上ほど小さいので、電波は下向きに曲がり、通路は直線に対して上方に凸にわん曲します。
電波は屈折率の大きい方へ曲がる性質があります。標準大気では高いところほど屈折率 n が小さいので、電波の通路は下側(地面側)へ曲がり、送受信点を結ぶ直線に対して上にふくらんだ形になります。このため電波は見通し距離より少し遠くまで届きます。
【紛らわしい語】
(3) 下方に凸になるのは、屈折率が上ほど大きくなる、標準とは逆の大気の場合です
出典:2026年(令和8年)1月期 第一級陸上無線技術士 無線工学B B-4 ア(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学B」のほかの問題
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B B-1 ア次の記述は、マイクロ波(SHF)帯及びミリ波(EHF)帯の電波の伝搬について述べたもので
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B B-2 イ次の記述は、散乱断面積について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B B-3 ウ次の記述は、図に示すマイクロストリップ線路について述べたものである。[ ]内に入れるべ
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B B-4 エ次の記述は、ASR(空港監視レーダー)のアンテナについて述べたものである。[ ]内に入
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B A-5自由空間において、放射電力が等しい半波長ダイポールと微小ダイポールアンテナによって最大放
- 2026年(令和8年)7月期 無線工学B A-11次の記述は、図に示す位相走査のフェーズドアレーアンテナと量子化位相誤差について述べたもの
スポンサーリンク


