次の記述は、図に示す位相走査のフェーズドアレーアンテナと量子化位相誤差について述べたものである。[  ]内に入れるべき字…

無線工学B 無線工学B A-11

次の記述は、図に示す位相走査のフェーズドアレーアンテナと量子化位相誤差について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) フェーズドアレーアンテナとは、平面上に複数の放射素子を並べて固定し、それぞれにデジタル移相器を設けて給電電流の位相を変化させて電波を放射し、放射された電波を合成した主ビームが空間のある範囲内の任意の方向に向くように制御されたアンテナである。デジタル移相器には、[A]が用いられ、0 から2π までの位相角を2ⁿ(n = 1,2,・・・)分の1 に等分割しているので、最小設定可能な位相角は2π/2ⁿ〔rad〕となり、励振位相は、最大[B]〔rad〕の量子化位相誤差を生じることになる。(2) この量子化位相誤差がアンテナの開口分布に周期的に生じると、比較的高いレベルの[C]が生じ、これを低減するには、デジタル移相器のビット数をできるだけ[D]する。

第一級陸上無線技術士 2026年(令和8年)7月期 無線工学B A-11の図
正答 (5)
正答は (5)。移相器はスタブ形、最大の量子化誤差は刻み2π/2^nの半分のπ/2^nで、周期的な誤差はサイドローブを生むのでビット数を多くします。 nビットのデジタル移相器は 0〜2π を 2^n 等分するので、刻みは 2π/2^n〔rad〕です。設定したい位相との差は最大で刻みの半分の π/2^n〔rad〕になります。 この誤差が開口に周期的に並ぶと、比較的高いサイドローブ(量子化ローブ)が生じます。ビット数を多くすると刻みが細かくなり、誤差が減ります。 【ほかの選択肢】 (1) (2) (3) バランは平衡と不平衡を変換する素子で、移相器ではありません (1) (3) (4) π/2^(n+1) は刻みの1/4で、最大誤差(刻みの半分)と合いません (2) (4) ビット数を少なくすると誤差が増えます

出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学B A-11(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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