次の記述は、マイクロ波(SHF)帯及びミリ波(EHF)帯の電波の伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句…
無線工学B 無線工学B B-1 オ
次の記述は、マイクロ波(SHF)帯及びミリ波(EHF)帯の電波の伝搬について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。(1) 晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に[ア]及び水蒸気分子によるものであり、100〔GHz〕以下では、60〔GHz〕付近に[ア]分子の共鳴周波数がある。(2) 霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が[イ]と増加する。(3) 降雨による減衰は、雨滴による吸収と[ウ]で生じ、概ね10〔GHz〕以上で顕著になり、ほぼ200〔GHz〕までは周波数が高いほど、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。(4) 降雨による減衰は、雨滴の半径が大きいと、垂直偏波に比べ水平偏波のほうが若干[エ]なる。(5) 降雨による交差偏波識別度の劣化は、形状が[オ]雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることが原因で生じる。[オ]に入れるべき字句はどれか。
- (1)酸素
- (2)高くなる
- (3)散乱
- (4)球状の
- (5)小さく
- (6)窒素
- (7)低くなる
- (8)回折
- (9)扁平な
- (10)大きく
正答 (9)
正答は (9)。扁平な雨滴の中では、偏波の方向で減衰や位相回転の大きさが違うので、交差偏波識別度が劣化します。
雨滴が扁平だと、水平方向と垂直方向で電波の受ける減衰と位相の回転が異なります。斜めの偏波や円偏波では、2つの成分に差が生じて偏波が崩れ、直交する偏波の成分(交差偏波)が生じます。これが交差偏波識別度(XPD)の劣化です。
【紛らわしい語】
(4) 球状の 球形なら方向による違いが無く、偏波によって減衰や位相回転は変わりません
【見分け方】
偏波の劣化の原因は「形の非対称(扁平)」です。
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学B B-1 オ(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学B」のほかの問題
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B A-5周波数が60〔MHz〕の電波を素子の太さが等しい二線式折返し半波長ダイポールアンテナで受
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B A-12次の記述は、カセグレンアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正し
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B A-19次の記述は、ハイトパターンの測定について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B B-2 ア次の記述は、TEM 波について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B B-3 ウ次の記述は、図に示すヘリカルアンテナについて述べたものである。[ ]内に入れるべき字句
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学B B-4 オ次の記述は、マイクロ波(SHF)帯の電波の対流圏伝搬について述べたものである。[ ]内
スポンサーリンク

