次の記述は、対地静止衛星を用いた衛星通信の特徴について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番…

無線工学A 無線工学A 〔1〕

次の記述は、対地静止衛星を用いた衛星通信の特徴について述べたものである。[  ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 静止衛星から地表に到来する電波は極めて微弱であるため、静止衛星による衛星通信は、[A]のころに、地球局の受信アンテナビームの見通し線上から到来する[B]の影響を受けることがある。(2) 10〔GHz〕以上の電波を使用する衛星通信は、[C]による信号の減衰を受けやすい。

正答 (1)
正答は (1)。 【結論】 A 春分と秋分  静止衛星は赤道の上空にあります。太陽が赤道面の近くを通る春分・秋分のころには、地球局から見て太陽が衛星のほぼ真後ろに並ぶ日があります B 太陽雑音  太陽は強い電波の雑音源です。アンテナのビームの中に太陽が入ると受信雑音が大きく増え、衛星からの微弱な電波が受けにくくなります(太陽雑音による妨害) C 降雨  10GHz 以上では、雨滴による電波の吸収と散乱が大きくなり、信号が減衰します(降雨減衰) 【誤りの選択肢】 (2) (3) 電離層シンチレーションは、電離層の電子密度のゆらぎで受信レベルが細かく変動する現象で、周波数が低いほど影響が大きくなります。10GHz 以上の減衰の主な原因ではありません
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(3) (5) 空電雑音は雷などの放電による雑音で、主に短波帯より低い周波数で問題になります (4) (5) 夏至・冬至のころは太陽が赤道面から大きく離れるので、静止衛星の方向と重なりません (5) 大地反射波は、静止衛星を見上げる回線で減衰を生む主な原因ではありません 【関連する知識】 春分・秋分のころには、衛星が地球の影に入る「食」も起こります。食の間は太陽電池で発電できないため、衛星は蓄電池で動作します。

出典:2026年(令和8年)2月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔1〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ

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