次の図は、同期検波によるQPSK 復調器の原理的な構成例を示したものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下…
無線工学B 無線工学B 〔13〕
次の図は、同期検波によるQPSK 復調器の原理的な構成例を示したものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ]内には、同じ字句が入るものとする。
- (1)A: 乗算器 B: スケルチ回路
- (2)A: 乗算器 B: 識別器
- (3)A: 分周回路 B: スケルチ回路
- (4)A: リミタ B: スケルチ回路
- (5)A: リミタ B: 識別器
正答 (2)
正答は (2)。
【結論】
図では、受信した QPSK 波を二つに分け、再生した搬送波を、上(同相軸)にはそのまま、下(直交軸)には π/2 移相器で 90° ずらして加えています。
A 乗算器 QPSK 波と再生搬送波を掛け合わせて同期検波します。掛け算の結果には、ベースバンドの成分と搬送波の 2 倍の周波数の成分が含まれ、次の LPF で 2 倍の周波数の成分を除きます
B 識別器 LPF を通ったベースバンドの信号を、一定の時刻ごとに「1」か「0」かを判定して、I 軸・Q 軸の復調出力にします
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【誤りの選択肢】
(3) 分周回路は周波数を整数分の 1 にする回路で、QPSK 波と搬送波を掛け合わせる検波はできません
(4) (5) リミタ(振幅制限器)は振幅の変動を取り除く回路で、同期検波には使いません。QPSK の検波には乗算器を使います
(1) (3) (4) スケルチ回路は、FM 受信機などで信号が無いときの雑音を消す回路で、デジタル信号の判定はしません
【覚え方】
QPSK の同期検波は「乗算器で掛ける → LPF で 2 倍の周波数の成分を除く → 識別器で判定」の流れです。下の系統には π/2 移相器が入ります。
出典:2026年(令和8年)2月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学B 〔13〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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