自動血球計数器法で赤血球ヒストグラム(別冊No. 11)を別に示す。赤血球125万/µL、Hb 7.5 g/dL、Ht …

午前 第64問

自動血球計数器法で赤血球ヒストグラム(別冊No. 11)を別に示す。赤血球125万/µL、Hb 7.5 g/dL、Ht 15%で矢印の所見が認められた。可能性があるのはどれか。

臨床検査技師 2024年(令和6年) 第64問の図
正答 (4)
正答は (4)。可能性があるのは寒冷凝集素症です。 【データの見方】 赤血球指数を計算します。 MCV = Ht ÷ 赤血球数 = 15% ÷ 125万/µL × 10 = 120 fL MCH = Hb ÷ 赤血球数 = 7.5 g/dL ÷ 125万/µL × 10 = 60 pg MCHC = Hb ÷ Ht = 7.5 ÷ 15 × 100 = 50 g/dL(%) MCHC の基準はおよそ32〜36%で、50%はありえない値です。 ヒストグラムでは、正常な赤血球の山の右側(大きい方)にもう1つ小さな山(矢印)があります。
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赤血球が寒冷凝集素で室温で凝集すると、数個の赤血球のかたまりが1つの大きな粒として数えられます。そのため赤血球数とHt が見かけ上低くなり、溶血させて測る Hb は正しく出るので、MCHC が異常に高くなります。かたまりは大きい側の山としてヒストグラムに現れます。37℃に温めて測り直すと値が正しくなります。 【ほかの選択肢】 (1) 高血糖 希釈液の中で赤血球が膨らみ、MCV が高く出ることがありますが、MCHC が50%にもなり、大きな別の山ができることはありません 誤り (2) 巨大血小板 赤血球として数えられるのは赤血球の山の左側(小さい方)で、右側に山はできません 誤り (3) 破砕赤血球 小さな赤血球の断片なので、山の左側(小さい方)に影響します 誤り (5) 高ビリルビン血症 赤血球の数や大きさには影響せず、ヒストグラムに大きい側の山はできません 誤り

出典:2024年(令和6年) 臨床検査技師国家試験 問64(厚生労働省 公表)出典元ページ

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