事例を読んで,「医療観察法」に基づく地域処遇に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。…
刑事司法と福祉 第62問
事例を読んで,「医療観察法」に基づく地域処遇に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。〔事 例〕Aさん(30 歳)は「医療観察法」に基づく入院決定を受け,指定入院医療機関に入院していたが,その後,退院許可の決定を受け,現在は,地域処遇を受けて指定通院医療機関に通院している。(注)1 「医療観察法」とは,「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」のことである。2 「精神保健福祉法」とは,「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。
- (1)Aさんの精神保健観察は,保護観察所の保護観察官が担当する。
- (2)Aさんが「精神保健福祉法」に基づく医療保護入院となることはない。
- (3)Aさんの地域処遇が3 年を超えて実施されることはない。
- (4)Aさんの地域処遇の期間は,保護観察所長の決定により短縮することがある。
- (5)Aさんの処遇の実施計画は,保護観察所長が関係機関と協議して定める。
正答 (5)
正答は (5)。最も適切なのはこれです。
医療観察法の地域処遇では、保護観察所の長が、指定通院医療機関の管理者や、Aさんの居住地の都道府県知事・市町村長と協議して、処遇の実施計画を定めます(第104条)。この計画に基づいて、医療・精神保健観察・援助が行われます。
【ほかの選択肢】
(1) 精神保健観察を担当するのは、保護観察所の社会復帰調整官です。
保護観察官ではありません。 誤り
(2) 地域処遇の期間中でも、必要があれば精神保健福祉法に基づく
入院(医療保護入院など)をすることは妨げられません。 誤り
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(3) 地域処遇(通院)の期間は原則3年ですが、裁判所の決定により、
通じて2年を超えない範囲で延長できます。 誤り
(4) 期間の満了前に処遇を終えるのは、裁判所の決定(処遇の終了の
決定)によります。保護観察所長の決定で短縮するのではありません。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第37回(令和6年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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