遺棄の罪に関する1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいものを2個選びなさい。…
刑法 刑法 第18問
遺棄の罪に関する1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいものを2個選びなさい。
- (1)遺棄罪(刑法第217条)の成立には、「老年、幼年、身体障害又は疾病のために扶助を必要とする者」の生命・身体に対する具体的な危険の発生を必要とする。
- (2)高度の酩酊により身体の自由を失った泥酔者は、他人の扶助を要する状態にあったと認められるときは、保護責任者遺棄等罪(刑法第218条)にいう「病者」に当たる。
- (3)保護責任者遺棄等罪(刑法第218条)における「遺棄」には、単なる置き去りは含まれない。
- (4)保護責任者遺棄等罪(刑法第218条)は、「その生存に必要な保護」として、幼年者の親ならば当然に行っているような監護、育児、介護行為等、保護行為一般を行うことを刑法上の義務として求めている。
- (5)保護責任者遺棄等致死罪(刑法第219条、第218条)は結果的加重犯であり、死亡結果について故意がある場合は含まれない。
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「高度の酩酊により身体の自由を失った泥酔者は、他人の扶助を要する状態にあったと認められるときは、保護責任者遺棄等罪(刑法第218条)にいう「病者」に当たる。」と「保護責任者遺棄等致死罪(刑法第219条、第218条)は結果的加重犯であり、死亡結果について故意がある場合は含まれない。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:2025年(令和7年) 司法試験 短答式試験 刑法 第18問(法務省 公表)出典元ページ
最終更新日
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