7 歳の女児。前歯で物が咬み切れないことを主訴として来院した。下顎後退位で切端咬合はとれない。診断をした結果、矯正歯科治…

B問題 第68問

7 歳の女児。前歯で物が咬み切れないことを主訴として来院した。下顎後退位で切端咬合はとれない。診断をした結果、矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No. 26A)、口腔内写真(別冊No. 26B)及びエックス線画像(別冊No. 26C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。適切な矯正装置はどれか。2 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第68問の写真(1/3)歯科医師 2023年(令和5年) 第68問の写真(2/3)歯科医師 2023年(令和5年) 第68問の写真(3/3)
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。下顎を後ろに引いても切端咬合がとれない骨格性の反対咬合で、下顎の成長を抑えるチンキャップと、下顎を後方へ誘導するスライディングプレートを使います。 【見るところ】 口腔内写真Bでは前歯部が反対咬合です。セファロ分析ではANB角が小さく(−側)、SNB角は大きめ、下顎下縁平面に対する下顎中切歯の傾斜角が大きく、下の前歯は唇側に傾いています。横顔は下顎が前に出ています。 下顎後退位で切端咬合がとれないことは、機能性ではなく骨格性の要素があることを示します。混合歯列期では、チンキャップで下顎の前方への成長を抑え、スライディングプレートで下顎を後方へ導きます。
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【ほかの選択肢】 (1) 咬合斜面板は下顎を前方に導く装置で、上顎前突などに使うので 誤り (2) 舌側弧線装置の補助弾線は上顎前歯を唇側へ出す装置で、歯の傾きだけの反対咬合に使うので 誤り (4) リップバンパーは口唇の圧を除き下顎の歯列を広げる装置なので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問68(厚生労働省 公表)出典元ページ

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