8 歳の男児。歯が生えてこないことを主訴として来院した。毛髪の異常と皮膚の乾燥がみられる。初診時の口腔内写真(別冊No.…
B問題 第69問
8 歳の男児。歯が生えてこないことを主訴として来院した。毛髪の異常と皮膚の乾燥がみられる。初診時の口腔内写真(別冊No. 27A)とエックス線画像(別冊No. 27B)を別に示す。適切な治療方針はどれか。2 つ選べ。
- (1)義歯の装着
- (2)乳歯の早期抜去
- (3)歯根吸収歯の固定
- (4)未萌出永久歯の牽引
- (5)歯冠の形態異常歯の修復
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。毛髪と皮膚の異常に先天性の多数歯欠如と円錐歯を伴う外胚葉異形成症なので、義歯で欠損を補い、形の異常な歯を修復します。
【見るところ】
口腔内写真Aでは乳歯・永久歯とも歯数が少なく、前歯は先のとがった円錐形です。パノラマX線画像Bでも永久歯の歯胚が少なく、多数歯の先天欠如と読めます。
外胚葉異形成症は、毛髪・汗腺・歯などの外胚葉由来の組織に異常が出ます。小児期は咀嚼・発音・顔貌の成長と心理面のために、成長に合わせて作り直せる小児義歯を使い、円錐歯はレジンで歯冠の形を整えます。
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【ほかの選択肢】
(2) 後継の永久歯が少ないので、残っている乳歯は抜かずに長く使うので 誤り
(3) 歯根吸収で動揺している歯を固定する必要を示す所見はないので 誤り
(4) 萌出が遅れているのではなく歯胚がないので、牽引の対象がないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問69(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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