7 歳の女児。下顎左側臼歯部の夜間痛を主訴として来院した。昨晩は痛みで眠れなかったが、現在痛みはないという。下顎左側第一…
C問題 第53問
7 歳の女児。下顎左側臼歯部の夜間痛を主訴として来院した。昨晩は痛みで眠れなかったが、現在痛みはないという。下顎左側第一乳臼歯と第二乳臼歯の動揺度は生理的範囲内である。初診時の口腔内写真(別冊No. 19A)とエックス線画像(別冊No. 19B)を別に示す。検査結果を表に示す。処置の組合せで適切なのはどれか。1 つ選べ。
- (1)D: コンポジットレジン修復 E: コンポジットレジン修復
- (2)D: 生活歯髄切断 E: コンポジットレジン修復
- (3)D: 生活歯髄切断 E: 抜 髄
- (4)D: 感染根管治療 E: 抜 髄
- (5)D: 抜 歯 E: 抜 歯
正答 (3)
正答は (3)。Dは打診痛がなく生活歯で深いう蝕なので生活歯髄切断、Eは打診痛があり夜間痛を伴う生活歯の歯髄炎なので抜髄です。
【見るところ】
写真Aでは下顎左側の第一乳臼歯(D)と第二乳臼歯(E)に大きなう窩があります。X線画像Bでは、どちらのう蝕も歯髄に近く、根尖や根分岐部に透過像は目立ちません。表ではDは打診痛(−)・電気診(+)、Eは打診痛(+)・電気診(+)です。
乳歯の深いう蝕で、炎症が歯冠部の歯髄にとどまると考えられれば、歯冠部歯髄を除く生活歯髄切断を行います。夜間痛や打診痛があり、炎症が根部の歯髄まで及んでいるときは抜髄を行います。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) どちらも歯髄に近い深いう蝕で、レジン修復だけでは歯髄の処置にならないので 誤り
(2) Eは打診痛と夜間痛があり、レジン修復だけでは治らないので 誤り
(4) Dは生活歯なので、感染根管治療の対象ではないので 誤り
(5) どちらも生活歯で歯根も保たれており、抜歯の必要はないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問53(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「C問題」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第87問27 歳の女性。上下顎前突を主訴として来院した。顎変形症と診断され、術前矯正治療が終了し
- 2025年(令和7年) 第25問54 歳の女性。下顎左側小臼歯部の腫脹と動揺を主訴として来院した。1 年前から自覚してい
- 2025年(令和7年) 第54問硬化体にキレート結合を有するのはどれか。2 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第87問異常呼吸と疾患の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第23問根管イスムスの確認に有効なのはどれか。2 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第57問上顎部分切除術が適応となるのはどれか。1 つ選べ。
スポンサーリンク



