54 歳の女性。下顎左側小臼歯部の腫脹と動揺を主訴として来院した。1 年前から自覚していたがそのままにしていたという。歯…

C問題 第25問

54 歳の女性。下顎左側小臼歯部の腫脹と動揺を主訴として来院した。1 年前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後の再評価の結果、フラップ手術を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No. 1A)と術中の口腔内写真(別冊No. 1B)を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。次に行う処置はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第25問の写真(1/2)歯科医師 2025年(令和7年) 第25問の写真(2/2)
正答 (3)
正答は (3)。自家骨移植です。 【見るところ】 エックス線画像(A)では、下顎左側第一小臼歯の近心に、斜めに深く下がった垂直性の骨吸収があります。表でも第一小臼歯の近心で頰側7 mm・舌側8 mm と深いポケットがあり、出血もあります。 術中の写真(B)では、歯肉弁が剝離され、肉芽組織が除去されて、根面と骨欠損が露出していると読めます。 フラップ手術で歯肉弁を剝離し、肉芽組織の除去とルートプレーニングを済ませたあと、骨欠損が残っていれば、欠損の形に応じて再生療法や骨移植を行い、最後に歯肉弁を戻して縫合します。この症例では第一小臼歯の近心に骨壁に囲まれた垂直性の欠損が見えるので、次は欠損に自家骨を移植する段階です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】 (1) 縫合  骨欠損への処置(骨移植)を終えてから行う 誤り (2) 肉芽除去  写真ではすでに肉芽が除去され、根面と骨が見えている 誤り (4) オドントプラスティ  根分岐部病変の歯などで歯の形を整える処置。単根の小臼歯の垂直性の骨欠損には行わない 誤り (5) スケーリング・ルートプレーニング  歯周基本治療で済んでおり、術中の根面の処理も肉芽除去とともに終えている 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問25(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「C問題」のほかの問題

  1. 2023年(令和5年) 第15問唾石に接する導管でみられる変化はどれか。1 つ選べ。
  2. 2023年(令和5年) 第42問65 歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、上顎右側第一大臼歯相当部にイン
  3. 2023年(令和5年) 第70問35 歳の女性。口腔清掃時に上顎右側小臼歯部にフロスが引っかかることを主訴として来院した
  4. 2024年(令和6年) 第7問(   ) is the voluntary agreement given by a
  5. 2024年(令和6年) 第38問7 歳の男児。下の前歯が生えてこないことを主訴として来院した。食事で困っていることはない
  6. 2024年(令和6年) 第70問16 歳の女子。あごの歪みを主訴として来院した。幼少時から自覚し、徐々に増悪しているとい

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク