27 歳の女性。上下顎前突を主訴として来院した。顎変形症と診断され、術前矯正治療が終了し、上下顎の顎矯正手術を行った。手…

C問題 第87問

27 歳の女性。上下顎前突を主訴として来院した。顎変形症と診断され、術前矯正治療が終了し、上下顎の顎矯正手術を行った。手術前後のパノラマエックス線画像(別冊No. 40A)と側面頭部エックス線規格写真(別冊No. 40B)を別に示す。手術名の略語を示す。実施した術式の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第87問の写真(1/3)歯科医師 2024年(令和6年) 第87問の写真(2/3)歯科医師 2024年(令和6年) 第87問の写真(3/3)
正答 (5)
正答は (5)。LFⅠ+前歯部歯槽骨切り術と SSRO です。 【見るところ】 手術後のパノラマエックス線画像(別冊No. 40A)では、上顎の梨状口の両側から頰骨下稜にかけての Le Fort Ⅰ型骨切りの高さに固定用のプレートがあり、さらに上顎の犬歯の近くに、前歯部の骨片を固定するプレートがあります。下顎では、左右の下顎枝から下顎体にかけて、頰側の皮質骨にプレートが付けられています。側面頭部エックス線規格写真(別冊No. 40B)では、手術前に前方へ突き出ていた上下の前歯部と口元が、手術後には後方へ下がっています。
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上下顎前突(両顎前突)に対して、上顎は Le Fort Ⅰ型骨切り術に前歯部歯槽骨切り術を組み合わせて前歯部を後方へ下げ、下顎は下顎枝矢状分割術(SSRO)で後方へ移動したと考えられます。SSRO は分割した骨片を重ねてプレートやスクリューで固定するので、下顎枝の頰側にプレートが写ります。 【ほかの選択肢】 (1) LFⅠ IVRO  前歯部の骨片の固定が説明できない。IVRO(下顎枝垂直骨切り術)は通常プレートで固定せず、顎間固定で骨片を治す 誤り (2) LFⅠ SSRO  上顎前歯部の骨片を固定するプレートがあり、前歯部歯槽骨切り術も行っている 誤り (3) 前歯部歯槽骨切り術 IVRO  Le Fort Ⅰ型骨切りのプレートがあり、下顎も IVRO ではない 誤り (4) LFⅠ+前歯部歯槽骨切り術 IVRO  下顎枝にプレートの固定があり、SSRO と判断される 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問87(厚生労働省 公表)出典元ページ

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