耳下腺病変の切除物のH-E 染色病理組織像(別冊No. 1)を別に示す。腫瘍細胞の特徴はどれか。2 つ選べ。…
A問題 第22問
耳下腺病変の切除物のH-E 染色病理組織像(別冊No. 1)を別に示す。腫瘍細胞の特徴はどれか。2 つ選べ。
- (1)杯細胞の出現
- (2)脂肪滴の形成
- (3)好酸性の細胞質
- (4)扁平上皮の出現
- (5)ミトコンドリアの増加
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。Warthin 腫瘍です。腫瘍細胞はミトコンドリアに富み、そのため細胞質が好酸性に染まります。
【見るところ】
好酸性の細胞質を持つ円柱状の上皮が、2層に並んで嚢胞状・乳頭状の腔を作っています。上皮の間(間質)には、リンパ球が密に集まったリンパ組織があります。
2層の好酸性上皮とリンパ性の間質の組み合わせは、耳下腺の Warthin 腫瘍の典型的な像です。高齢の男性・喫煙者に多く、両側性や多発性のこともあります。腫瘍細胞は膨大細胞(オンコサイト)の性格を持ち、細胞質に多くのミトコンドリアがあります。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 杯細胞の出現 粘表皮癌などでみられる粘液細胞の所見なので 誤り
(2) 脂肪滴の形成 脂腺への分化を示す所見なので 誤り
(4) 扁平上皮の出現 図の上皮は扁平上皮ではないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問22(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「A問題」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第22問スパイロメトリによる換気機能診断図を示す。加齢や進行に伴い慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉が
- 2024年(令和6年) 第52問舌乳頭萎縮の原因となるのはどれか。2 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第84問歯槽骨の欠損形態の検査に用いるのはどれか。2 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第23問舌咽神経の働きはどれか。2 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第51問70 歳の男性。下顎部分床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、義
- 2025年(令和7年) 第85問定型発達児の情動で、「心配」が出現する時期に分化するのはどれか。2 つ選べ。
スポンサーリンク


