10 歳の女児。齲蝕治療を希望して来院した。自閉スペクトラム症と診断されており、歯科治療を行うにあたり行動調整法を用いた…
D問題 第28問
10 歳の女児。齲蝕治療を希望して来院した。自閉スペクトラム症と診断されており、歯科治療を行うにあたり行動調整法を用いた。その際に用いたツールの一部(別冊No. 3)を別に示す。適用した対応法はどれか。2 つ選べ。
- (1)TEACCH 法
- (2)モデリング法
- (3)Tell-Show-Do 法
- (4)レスポンスコスト法
- (5)トークンエコノミー法
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。TEACCH 法とトークンエコノミー法です。
【見るところ】
ツール(別冊No. 3)は、歯ブラシ→ミラー→エアー・水→バキューム→切削の順に、治療の手順を絵で並べたカードです。それぞれの手順の横に「10ポイント」のシールが並び、歯ブラシ・ミラーは1枚、エアー・水とバキュームは2枚、切削は4枚と、手順が進むほど多く、合わせて100ポイントになります。そばに「100ポイントたまったらごほうびをもらえるよ!」と書かれています。
TEACCH 法:自閉スペクトラム症の人は、耳で聞く説明より目で見る情報のほうが理解しやすく、見通しが立たないと強い不安を感じます。治療の流れを絵カードで視覚的に示して(構造化)、次に何が起こるかを分かるようにします
解説の続きをみる続きを閉じる
トークンエコノミー法:望ましい行動ができたら、ポイントやシールなどの代用貨幣(トークン)を与え、一定量たまったらごほうびと交換する方法です。正の強化で、適応行動を増やします
【ほかの選択肢】
(2) モデリング法 ほかの子どもが治療を受ける様子を見せて、望ましい行動をまねさせる方法。ツールは手本の提示ではない 誤り
(3) Tell-Show-Do 法 言葉で説明し、器具を見せ・触れさせてから実際に行う方法。絵の順番やポイントは使わない 誤り
(4) レスポンスコスト法 望ましくない行動のときに、すでに与えたトークンを取り上げる方法(負の罰)。図にはポイントを与える仕組みしか示されていない 誤り
出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問28(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「D問題」のほかの問題
- 2023年(令和5年) 第87問ポリソムノグラフィに含まれるのはどれか。2 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第25問82 歳の男性。下顎右側前歯部の審美不良を主訴として来院した。20 年前に近医にて処置を
- 2025年(令和7年) 第54問右側顎下部の腫脹を主訴として来院した患者の初診時のCT(別冊No. 20A)と精査のため
- 2023年(令和5年) 第1問チアノーゼがみられるのはどれか。1 つ選べ。
- 2023年(令和5年) 第28問1 ステップセルフエッチングシステムの成分でジルコニア接着に関与するのはどれか。1 つ選
- 2023年(令和5年) 第58問下顎左側第一大臼歯の髄腔開拡時のマイクロスコープ写真(別冊No. 21)を別に示す。近心
スポンサーリンク


