右側顎下部の腫脹を主訴として来院した患者の初診時のCT(別冊No. 20A)と精査のため追加した超音波検査像(別冊No.…
D問題 第54問
右側顎下部の腫脹を主訴として来院した患者の初診時のCT(別冊No. 20A)と精査のため追加した超音波検査像(別冊No. 20B)を別に示す。新たに得られた情報はどれか。1 つ選べ。
- (1)血流速度
- (2)糖代謝量
- (3)組織の硬さ
- (4)唾液分泌能
- (5)水分子の拡散状態
正答 (1)
正答は (1)。血流速度です。
【見るところ】
初診時の CT(A)では、右側の顎下部に、境界のはっきりした楕円形の腫瘤(リンパ節と考えられる)があります。追加した超音波検査像(B)では、腫瘤の中と周りに、赤〜黄色の色の信号が入っています。
色の信号が重なっているのは、ドプラ法による超音波検査の画像です。ドプラ法は、動いている血球で反射した超音波の周波数がずれる現象(ドプラ効果)を利用して、血流の有無・向き・速さを調べます。腫瘤の中の血流の分布(リンパ門からの血流か、周りからの不規則な血流か)は、リンパ節の炎症と転移・悪性リンパ腫などを見分ける手がかりになります。CT では得られなかった、血流の情報が新たに加わったことになります。
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【ほかの選択肢】
(2) 糖代謝量 FDG-PET で調べる 誤り
(3) 組織の硬さ 超音波エラストグラフィで調べる。この画像は血流を色で示すドプラ法 誤り
(4) 唾液分泌能 唾液腺シンチグラフィや唾液分泌量の検査で調べる 誤り
(5) 水分子の拡散状態 MRI の拡散強調像で調べる 誤り
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問54(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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