20 歳の女性。下顎の前突感と前歯の咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。8、8 8抜歯後、外科的矯正治療を行うこと…

B問題 第78問

20 歳の女性。下顎の前突感と前歯の咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。8、8 8抜歯後、外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No. 25A)、口腔内写真(別冊No. 25B)及びエックス線画像(別冊No. 25C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。適切な治療方針はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第78問の写真(1/3)歯科医師 2025年(令和7年) 第78問の写真(2/3)歯科医師 2025年(令和7年) 第78問の写真(3/3)
正答 (1)
正答は (1)。非抜歯、下顎枝矢状分割術です。 【見るところ】 顔面写真(25A)では、下顎が前に出たコンケイブタイプの側貌です。 口腔内写真(25B)では、前歯部が反対咬合(切端に近い)で、上顎の正中離開と歯の間の空隙があり、叢生はありません。 セファロ分析の図では、SNA角はほぼ標準の範囲で、SNB角が大きく、ANB角が小さく(負に近く)なっています。上顎中切歯は唇側に、下顎中切歯は舌側に傾いています(歯槽性の補償)。 下顎の過成長による骨格性下顎前突で、上顎の位置は大きく外れていないので、下顎だけを後方に下げる下顎枝矢状分割術を選びます。術前矯正では、補償で傾いた前歯の傾きを元に戻します(デコンペンセーション)。歯列に空隙があり叢生がないので、小臼歯を抜かずに行えます(非抜歯)。智歯は骨切りの前に抜いておきます。
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【ほかの選択肢】 (2) 上顎両側第一小臼歯の抜歯、下顎枝矢状分割術  空隙があり叢生がないので、小臼歯を抜く必要はない 誤り (3) 非抜歯、Le FortⅠ型骨切り術、下顎枝矢状分割術  上顎の位置はほぼ標準で、上顎の骨切りは必要ない 誤り (4) 上顎両側第一小臼歯の抜歯、Le FortⅠ型骨切り術、下顎枝矢状分割術  抜歯も上顎の骨切りも必要ない 誤り (5) 上下顎両側第一小臼歯の抜歯、Le FortⅠ型骨切り術、下顎枝矢状分割術  抜歯も上顎の骨切りも必要ない 誤り ※問題文の選択肢(2)(4)(5)と症例文の智歯の記号は、歯の部位を示す記号が崩れています。 (2)(4)は上顎の、(5)は上下顎の第一小臼歯の抜歯です。

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問78(厚生労働省 公表)出典元ページ

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