78 歳の男性。右側舌縁部の疼痛を主訴として来院した。6 か月前に自覚し、かかりつけ歯科医で副腎皮質ステロイド軟膏の処方…

B問題 第60問

78 歳の男性。右側舌縁部の疼痛を主訴として来院した。6 か月前に自覚し、かかりつけ歯科医で副腎皮質ステロイド軟膏の処方を受けているが、再発を繰り返しているという。50 年間毎日20 本以上喫煙しており、飲酒歴はない。初診時の舌縁の写真(別冊No. 21)を別に示す。適切な対応はどれか。3 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第60問の写真
正答 (1)(2)(5)
正答は (1)と(2)と(5)。長い喫煙歴のある高齢者で、ステロイドで治らない舌縁の病変なので、悪性を疑って細胞診を行い、禁煙を支援し、歯の鋭縁の刺激がないかを確かめます。 【見るところ】 右の舌縁に、境界がやや不整な淡い赤色のびらんがあり、周りに白っぽい部分を伴っています。 2週間ほどの治療で治らない潰瘍・びらん、とくに舌縁の病変は、口腔癌や口腔潜在的悪性疾患を疑います。まず細胞診(必要なら生検)で調べます。喫煙は大きな危険因子で、歯の鋭縁による慢性の刺激も病変を長引かせます。 【ほかの選択肢】 (3) 診断がつく前に舌の部分切除を行うのは早すぎるので 誤り (4) 細菌感染を示す所見はなく、抗菌薬は原因の対処にならないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問60(厚生労働省 公表)出典元ページ

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