上顎左側犬歯の根尖部圧痛を主訴として来院した患者のエックス線画像(別冊No. 3)を別に示す。診断と治療方針の決定に必要…
D問題 第21問
上顎左側犬歯の根尖部圧痛を主訴として来院した患者のエックス線画像(別冊No. 3)を別に示す。診断と治療方針の決定に必要なのはどれか。2 つ選べ。
- (1)切削診
- (2)麻酔診
- (3)歯髄電気診
- (4)レーザー蛍光強度測定
- (5)歯科用コーンビームCT
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。
【見るところ】
上顎左側犬歯には修復物やう蝕はありませんが、根管の中に歯冠側から輪状の像が入り込んでいるようにも見え、歯内歯(歯の陥入)など歯の形の異常の可能性もあります。口内法の画像では、根尖の部分の形と、根尖の周りの透過像の有無ははっきりしないと読めます。
根尖部に圧痛があるときは、まずその歯の歯髄が生きているかを確かめる必要があります。歯髄電気診で生活反応があるかを調べると、根尖性歯周炎(歯髄壊死から)か、ほかの原因かを分けられます。また、口内法エックス線画像は立体を平面に写すため、根尖の病変や歯根の吸収・破折などが重なって見えにくいことがあります。歯科用コーンビーム CT で三次元的に根尖周囲と根管の形(形の異常があれば、その形と根管・根尖病変との関係)を確かめると、診断と治療方針が立てやすくなります。
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【ほかの選択肢】
(1) 切削診 麻酔なしで象牙質を削って痛みで生活歯かを調べる方法で、ほかの方法で判断できないときに限られる。最初に必要な検査ではない 誤り
(2) 麻酔診 痛む歯がどれかわからないときに、局所麻酔で原因の歯をしぼる検査。この症例では原因の歯がわかっている 誤り
(4) レーザー蛍光強度測定 う蝕の検出に使う検査(ダイアグノデントなど)で、根尖部の診断には使わない 誤り
出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問21(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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