81 歳の女性。上顎全部床義歯の脱落と咀嚼時の疼痛を主訴として来院した。義歯は5 年前に製作し、3 か月前から自覚してい…

D問題 第22問

81 歳の女性。上顎全部床義歯の脱落と咀嚼時の疼痛を主訴として来院した。義歯は5 年前に製作し、3 か月前から自覚しているという。診察の結果、ある処置後に硬質リライン材を用いた直接法によるリラインを行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No. 4A)、操作中の写真(別冊No. 4B)及び処置後の上顎義歯の写真(別冊No. 4C)を別に示す。この処置はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第22問の写真
正答 (3)
正答は (3)。粘膜調整です。 【見るところ】 初診時(A)では、上顎の顎堤から口蓋の粘膜が赤く、傷ついていると読めます。操作中(B)は白いペースト状の材料を混ぜており、処置後(C)の義歯の粘膜面全体に、白くやわらかい材料が裏打ちされています。 古くなって合わなくなった義歯で、粘膜に痛みと傷があります。粘膜調整材(ティッシュコンディショナー)を義歯の内面に一時的に盛ると、弾力で粘膜への力が和らぎ、粘膜の状態が回復します。粘膜が健康な状態に戻ってから、硬質リライン材で直接法のリラインを行います。
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【ほかの選択肢】 (1) 咬合印象  咬ませた状態で印象を採る方法で、粘膜の回復を目的にする処置ではない 誤り (2) 咬座印象  咬合させた状態で印象を採り、リラインやリベースの間接法などに使う。粘膜を回復させる処置ではない 誤り (4) ダイナミック印象  粘膜調整材などを使い、機能時の口の動きで粘膜面や床縁の形を記録する印象。粘膜の回復を待つ処置とは目的が違う 誤り (5) ウォッシュインプレッション  ごく薄く流動性の高い印象材で最終的な細部を採る方法 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問22(厚生労働省 公表)出典元ページ

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