記憶を形成する際に、海馬のシナプス後ニューロンへ流入し、長期増強〈LTP〉を引き起こすのはどれか。1 つ選べ。…

D問題 第81問

記憶を形成する際に、海馬のシナプス後ニューロンへ流入し、長期増強〈LTP〉を引き起こすのはどれか。1 つ選べ。

正答 (3)
正答は (3)。Ca²⁺ です。 海馬の長期増強(LTP)では、シナプス前からグルタミン酸が放出され、シナプス後のニューロンの AMPA 受容体で脱分極が起こります。脱分極すると、NMDA 受容体のチャネルをふさいでいた Mg²⁺ が外れ、NMDA 受容体を通って Ca²⁺ が細胞の中へ流れこみます。この Ca²⁺ が酵素(カルモジュリン依存性キナーゼⅡなど)を活性化して AMPA 受容体を増やし、シナプスの伝わりやすさが長く強まります。これが記憶の形成の仕組みの一つと考えられています。 【ほかの選択肢】
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(1) H⁺  LTP を起こすイオンではない 誤り (2) K⁺  細胞の外へ流れて再分極に働く 誤り (4) Cl⁻  流入すると過分極(抑制)になり、GABA の受容体などに関わる 誤り (5) Mg²⁺  NMDA 受容体のチャネルをふさいでいるイオンで、外れることで Ca²⁺ が流入する 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問81(厚生労働省 公表)出典元ページ

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