62 歳の男性。右側顎下部の腫脹と疼痛を主訴として来院した。1 年前から食事時の腫脹と疼痛を繰り返していたという。同部に…

D問題 第82問

62 歳の男性。右側顎下部の腫脹と疼痛を主訴として来院した。1 年前から食事時の腫脹と疼痛を繰り返していたという。同部に硬化した組織を触知する。初診時の顔貌写真(別冊No. 34A)、エックス線画像(別冊No. 34B)及びCT(別冊No. 34C)を別に示す。適切な治療法はどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2025年(令和7年) 第82問の写真(1/2)歯科医師 2025年(令和7年) 第82問の写真(2/2)
正答 (3)
正答は (3)。顎下腺摘出術です。 【見るところ】 顔貌写真(A)では右側の顎下部が腫れています。パノラマ(B)では、右側の下顎角の下方付近に不透過像があると読めます。CT(C)では、右側の顎下部の深い所(顎下腺の中または腺と導管の移行部と読める)に、強い高吸収の唾石があります。 1年前から食事のたびに顎下部が腫れて痛む(唾仙痛)のは唾石症の典型です。唾石が顎下腺の中や腺門部の深い所にあり、長く炎症を繰り返して顎下腺が硬くなっている(慢性の顎下腺炎で腺の機能も落ちている)ので、唾石とともに顎下腺を摘出します。
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【ほかの選択肢】 (1) 切開排膿術  膿瘍ができているときの処置で、唾石は取れない 誤り (2) 唾石摘出術  口の中から導管を切開して唾石を取る方法は、口底の前方〜中央の導管内の触れやすい唾石に行う。腺の中の深い唾石や、腺が硬く変化したものには向かない 誤り (4) 舌下腺摘出術  ラヌーラなど舌下腺の病変に行う 誤り (5) リンパ節摘出術  リンパ節の病変の診断・治療に行う 誤り

出典:2025年(令和7年) 歯科医師国家試験 問82(厚生労働省 公表)出典元ページ

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