回旋斜視で正しいのはどれか。…
午前 第52問
回旋斜視で正しいのはどれか。
- (1)外方回旋斜視が多い。
- (2)上下偏位は伴わない。
- (3)水平直筋の後転で矯正する。
- (4)動眼神経麻痺にはみられない。
- (5)上下直筋の水平移動手術では治らない。
正答 (1)
正答は (1)。回旋斜視で正しいのは「外方回旋斜視が多い。」です。
回旋斜視で最も多い原因は上斜筋麻痺(滑車神経麻痺)です。上斜筋は眼を内方へ回旋させる筋なので、麻痺すると外方回旋の偏位が残ります。とくに後天の両側上斜筋麻痺(頭部外傷の後など)では大きな外方回旋がみられ、ものが傾いて見える自覚症状が出ます。
【ほかの選択肢】
(2) 上下偏位は伴わない 誤り
回旋の作用をもつのは上下直筋と斜筋で、どれも上下の作用ももつので、上下偏位を伴うことが多い。
(3) 水平直筋の後転で矯正する 誤り
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水平直筋は回旋の作用をほとんどもちません。回旋の矯正には、上斜筋の前部線維を前方・耳側へ移す原田-伊藤法や、上下直筋の付着部を水平に移す手術などを行います。
(4) 動眼神経麻痺にはみられない 誤り
動眼神経麻痺でも、上直筋・下直筋・下斜筋が麻痺し、働きの残る上斜筋とのつり合いがくずれて回旋の偏位が生じることがあります。
(5) 上下直筋の水平移動手術では治らない 誤り
上下直筋の付着部を鼻側・耳側へずらすと回旋の作用が変わり、回旋偏位の矯正に使えます。
出典:2024年(令和6年) 視能訓練士国家試験 問52(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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