飛行中の過呼吸(ハイパーベンチレーション)について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から…
操縦教育一般 第34問
飛行中の過呼吸(ハイパーベンチレーション)について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)過呼吸は飛行中緊迫した状況に遭遇したときに無意識に起きる心身の状態である。(b)過呼吸と低酸素症(ハイポキシァ)とは初期の兆候がよく似ているが両者は同時に発出することはない。(c)過呼吸は体内から必要以上に酸素を排出してしまうため、 パイロットは頭がふらふらしたり、息苦しくなったり、眠くなったり、激しい耳鳴りや悪寒の症状を起こし、 そのために身体はさらに過呼吸を増幅させる結果をきたす。環境適応能力と方向感覚の喪失および筋肉けいれんの痛みなどによって、ついにはパイロットのすべての能力が失われ、 やがて人事不省となることもある。(d)過呼吸の兆候が現れたら、 呼吸の速さと深さを自分で意識的に調節してゆけば通常は2~3分で治まる。鼻から息を吸い込み、唇を強めに締めて口からできるだけ時間をかけて吐き出す腹式呼吸を行うとよい。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (2)
正答は (2)。過呼吸は二酸化炭素を吐き出しすぎる状態で、低酸素症と同時にも起こるので(b)(c)が誤りで、正しいのは(a)(d)の2つです。
(a)正しい。過呼吸は、緊迫した状況などで、本人が気づかないうちに呼吸が速く深くなって起こります。(b)誤り。初期の兆候はよく似ており、両者が同時に起こることもあります。(c)誤り。吐き出しすぎるのは酸素ではなく二酸化炭素です。血液中の二酸化炭素が減ると、ふらつき、しびれ、筋肉のけいれんなどが起こり、意識を失うこともあります。(d)正しい。呼吸の速さと深さを意識して整えれば、通常は数分で治まります。ゆっくり時間をかけて吐く呼吸が有効です。
【見分け方】
低酸素症は「酸素が足りない」、過呼吸は「二酸化炭素を吐きすぎ」です。
出典:令和3年7月期 航空従事者学科試験 操縦教育証明 操縦教育一般 問34(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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