タービン・エンジンのニューマチック・スタータに関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の…

航空工学 第12問

タービン・エンジンのニューマチック・スタータに関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)空気流によってエア・タービンを回す方式で、非常に高い回転速度で回転するスタータ・タービンは、二段減速歯車により低速高トルクに変換した上、遠心クラッチを介して、アクセサリ・ギア・ボックスからパワー・タービンを回す。(b)所定のエンジン回転数に到達すると、オーバ・ランニング・クラッチにより、スタータは自動的にエンジンの回転から切り離される。(c)安全のためスタータの回転数が一定回転数以上になると、遠心式フライウエイト・カットアウト・スイッチが作動することによって、自動的にスタータ空気弁を閉じて、スタータを停止させる。(d)多量の空気流を必要とするため、独立した空気供給源が必要であるが、外部電源を用いて電力により、スタータ・タービンを駆動することもできるように設計されている。

正答 (2)
正答は (2)。スタータはエンジンの高圧系を回し、電力では駆動しないので、(a)(d)が誤りで、正しいのは(b)(c)の二つです。 (a)誤り。スタータ・タービンは減速歯車で低速・高トルクにし、クラッチを介してアクセサリ・ギア・ボックスからエンジンの高圧系のロータ(コンプレッサ)を回します。パワー・タービンを回すのではありません。(b)正しい。所定の回転数に達すると、オーバ・ランニング・クラッチでスタータはエンジンから自動的に切り離されます。(c)正しい。スタータが一定の回転数を超えると、遠心式フライウエイト・カットアウト・スイッチが働いてスタータ空気弁を閉じます。(d)誤り。空気源はAPU・地上の空気源車・他のエンジンの抽気で、電力でスタータ・タービンを回す設計ではありません。 【空気源】 APU、地上の空気源車(エア・カート)、作動中の他のエンジンの抽気(クロス・ブリード)です。

出典:令和2年11月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問12(国土交通省 公表)出典元ページ

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