航空機の構造についての説明(a)~(d)で正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空工学 第10問
航空機の構造についての説明(a)~(d)で正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)トラス構造は枠組構造とも呼ばれ、トラスは棒、ビーム、ロッド、チューブ、ワイヤ等からなる固定骨組みを形成する部材の集合体である。(b)モノコック構造は縦および長手方向部材の部品から構成され、負荷される荷重に対しねじれ、剪断応力の大部分を受け持つ構造外皮で覆われている。(c)セミモノコック構造は縦および長手方向部材のない、単なる金属のチューブ又はコーンを意味する。(d)サンドイッチ構造は2枚の板状外皮の間に芯材をはさんだもので、外板材料と芯材には合成樹脂、金属等が用いられ、荷重は主として外板で受ける。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(d)の二つです。
(a)正しい。トラス構造は枠組構造とも呼ばれ、棒・ビーム・ロッド・チューブ・ワイヤなどで固定した骨組みを作り、荷重を骨組みで受ける構造です。外皮は荷重をほとんど受け持ちません。(b)誤り。縦方向と長手方向の部材(フレーム・ストリンガーなど)を持ち、その上をねじれやせん断の荷重の大部分を受け持つ外皮で覆った構造は「セミモノコック構造」です。(c)誤り。縦方向・長手方向の部材のない、単なる金属のチューブやコーン(円すい)で、外皮だけで荷重を受ける構造は「モノコック構造」です。
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(b)と(c)は、モノコックとセミモノコックの説明を入れ替えた記述です。
(d)正しい。サンドイッチ構造は、2枚の板状の外皮の間に芯材(ハニカムや発泡材など)をはさんだもので、外板と芯材には合成樹脂や金属などが使われます。荷重は主に外板で受け、芯材は外板を支えて座屈を防ぎます。軽くて曲げに強い構造です。
【現在の旅客機】
胴体や翼の主構造はセミモノコック構造で、操縦翼面や床板などにサンドイッチ構造が多く使われています。
出典:令和4年5月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問10(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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