タービン・エンジンの推力に関する説明で誤りはどれか。…
航空工学 第13問
タービン・エンジンの推力に関する説明で誤りはどれか。
- (1)航空機の飛行中にエンジンが実際に航空機を推進するスラストを、エンジンが発生する総スラストに対して正味スラストという。
- (2)ターボファン・エンジンではファン空気流量と一次空気流量との重量比をバイパス比という。
- (3)ファン入口全圧に対するタービン出口全圧の比をエンジン圧力比(EPR)という。
- (4)高バイパス比ターボファン・エンジンは、ダクト付固定ピッチ・プロペラに近いと考えられ、ファン回転数(N1)は推力によく比例している。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りとされています。
エンジン圧力比(EPR)は、教本では「コンプレッサ入口の全圧」に対する「タービン出口の全圧」の比と定義され、推力の目安に使われます。この問題では、分母を「ファン入口全圧」とした(3)が誤りの記述とされています。
なお、ターボファン・エンジンではファンが最前段の圧縮機にあたり、機種によってはエンジン入口(ファン入口)の圧力をEPRの分母に使うこともあります。試験では、定義どおり「コンプレッサ入口」の言い方で覚えておくのが安全です。
【ほかの選択肢】
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(1) エンジンが出す総スラストから、吸い込む空気の運動量によるラム抗力を引いたものが、実際に航空機を推進する正味スラストです 正しい
(2) バイパス比は、ファンを通ってコアの外を流れる空気(二次空気)と、コア・エンジンを通る一次空気の重量流量の比です 正しい
(4) 高バイパス比のターボファンは推力の大部分をファンがつくるので、ダクト付きの固定ピッチ・プロペラに近く、ファン回転数(N1)が推力によく比例します 正しい
【推力の計器】
EPR方式 タービン出口とコンプレッサ入口の全圧の比
N1方式 ファンの回転数
どちらを使うかはエンジンの型式で決まっています。
出典:令和4年5月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問13(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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