亜音速領域における揚力発生の原理について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空工学 第1問

亜音速領域における揚力発生の原理について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)コアンダ効果:流体を凸曲面に高速で流すと、流体はその曲面に沿って流れる。(b)連続の法則:断面積の異なる流路においては、単位時間内に通過する流体の量は断面積に比例する。(c)ベルヌーイの定理:動圧と静圧の和は常に一定である。(d)マグヌス効果:流速が速ければ静圧は低下し、遅い方は静圧が高い。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(c)(d)の三つです。 (a)正しい。コアンダ効果は、凸曲面に沿って速く流れる流体が、面から離れずに曲面に沿って流れる現象です。翼の上面の流れが翼に沿って曲がるのもこの性質によります。(b)誤り。連続の法則では、単位時間に流路を通過する流体の量はどの断面でも「一定」です(断面積×流速=一定)。断面積が小さい所ほど流速が速くなります。「断面積に比例する」は誤りです。(c)正しい。ベルヌーイの定理では、一つの流れの中で動圧と静圧の和(全圧)は一定です。(d)正しい。マグヌス効果は、回転する円柱や球の両側で流速に差ができ、流速の速い側の静圧が下がり、遅い側の静圧が高くなることで横向きの力が生じる現象です。記述はその圧力の差の要点を述べています。 【揚力の説明の組み立て】 連続の法則 狭い所で流れが速くなる ベルヌーイの定理 速い所で静圧が下がる → 翼の上下の圧力差が揚力になる

出典:令和5年5月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問1(国土交通省 公表)出典元ページ

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