眼科用薬に配合されている成分とその配合目的に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第91問
眼科用薬に配合されている成分とその配合目的に関する記述のうち、正しい組み合わせはどれか。【配合成分】 【配合目的】a テトラヒドロゾリン塩酸塩 ― 目の充血除去b リゾチーム塩酸塩 ― 炎症を抑えるc プラノプロフェン ― 眼粘膜の組織修復を促すd スルファメトキサゾール ― 目の疲れを改善する
- (1)(a,b)
- (2)(a,c)
- (3)(b,c)
- (4)(b,d)
- (5)(c,d)
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)(b)の2つです。
【(a)テトラヒドロゾリン塩酸塩 ―― 目の充血除去 正しい】
テトラヒドロゾリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩などはアドレナリン作動成分で、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として配合されます。ただし、次の注意が伴います。
連用・頻回の使用 …… かえって充血を招くことがある
緑内障の診断を受けた人 …… 眼圧が上昇し、症状を悪化させるおそれ
【(b)リゾチーム塩酸塩 ―― 炎症を抑える 正しい】
リゾチーム塩酸塩は、消炎作用を持つ酵素(細菌の細胞壁を分解する酵素作用もあります)で、目の炎症を抑えることを目的として配合されます。問73で扱ったとおり、鶏卵アレルギーのある人は使用を避ける必要があります。
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【(c)が誤り ―― プラノプロフェンは抗炎症成分です】
プラノプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分で、炎症の原因となるプロスタグランジンの産生を抑えることにより、目の炎症を改善することを目的として配合されます。眼粘膜の組織修復を促す目的で用いられるのは、アズレンスルホン酸ナトリウムやアラントインです。
【(d)が誤り ―― スルファメトキサゾールは抗菌成分です】
スルファメトキサゾールはサルファ剤で、細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として配合されます。ウイルスや真菌には効果がありません。また、サルファ剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人は使用を避ける必要があります。なお、目の疲れを改善する目的で用いられるのは、ネオスチグミンメチル硫酸塩(毛様体の働きを助ける)や、ビタミンB群などです。
【眼科用薬の主な配合成分を整理します】
ネオスチグミンメチル硫酸塩 …… コリンエステラーゼの働きを抑え、目の調節機能を改善
アスパラギン酸カリウム …… 新陳代謝を促し、目の疲れを改善
硫酸亜鉛水和物 …… 収斂作用。眼粘膜のタンパク質と結合して被膜を形成
クロモグリク酸ナトリウム …… 肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑える
ホウ酸 …… 洗眼薬として用いられ、防腐剤としても配合される
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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