次の成分を含む咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第69問

次の成分を含む咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。60mL 中ジヒドロコデインリン酸塩 30mgグアイフェネシン 170mgクロルフェニラミンマレイン酸塩 12mg無水カフェイン 62mga 一般の生活者が、本剤に加えて乗物酔い防止薬を購入しようとした場合、含まれる成分が重複する可能性はないため注意を促す必要はない。b グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す。c ジヒドロコデインリン酸塩は、血液-胎盤関門を通過しないため、妊娠中の女性でも使用することができる。d 本剤を長期連用や大量摂取することによって多幸感が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(d)の2つです。 【配合成分を確認します】 ジヒドロコデインリン酸塩 …… 麻薬性鎮咳成分 グアイフェネシン …… 去痰成分 クロルフェニラミンマレイン酸塩 …… 抗ヒスタミン成分 無水カフェイン …… カフェイン 【(a)が誤り ―― 成分が重複します】 乗物酔い防止薬には、抗ヒスタミン成分(ジメンヒドリナート、メクリジン塩酸塩等)やカフェインが配合されていることが多く、本剤のクロルフェニラミンマレイン酸塩や無水カフェインと重複する可能性があります。したがって、併用を避けるよう注意を促す必要があります。「重複する可能性はない」という記述が誤りです。
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【(b)正しい ―― グアイフェネシン】 グアイフェネシンは去痰成分で、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示します。痰を薄めて出しやすくする、という働きです。 【去痰成分の働きを整理します】 グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム …… 気道粘膜からの分泌を促進 エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン …… 痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる ブロムヘキシン塩酸塩 …… 分泌促進、溶解低分子化、線毛運動促進を併せ持つ 【(c)が誤り ―― 血液-胎盤関門を通過します】 ジヒドロコデインリン酸塩は、血液-胎盤関門を通過することが知られています。さらに、分娩時服用により新生児に呼吸抑制が現れたとの報告があり、妊婦または妊娠していると思われる人は使用上の注意で「相談すること」とされています。また、乳汁中に移行し、乳児にモルヒネ中毒が生じたとの報告もあるため、授乳婦も避ける必要があります。 【(d)正しい ―― 依存のおそれ】 ジヒドロコデインリン酸塩は、長期連用や大量摂取によって多幸感が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがあります。問57で確認したとおり、濫用等のおそれのある医薬品にも指定されています。また、12歳未満の小児には使用しないこととされています。 【その他の注意】 コデイン類には胃腸の運動を低下させる作用があるため、便秘の副作用が現れることがあります。また、大量に摂取すると呼吸抑制が生じるおそれがあります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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