消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第21問

消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 膵臓は、弱酸性である膵液を胃へ分泌し、消化を補助する。b 食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が逆流しないように防いでいる。c 通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留し、直腸は空になっている。d 肛門周囲には、動脈が細かい網目状に通っていて、肛門周囲の組織がうっ血すると痔の原因となる。

正答 (5)
正答は (5)。(b)(c)が正しく、(a)(d)が誤りです。 【(a)が誤り ―― 性質も行き先も違います】 膵液は弱アルカリ性であり、十二指腸へ分泌されます。胃で酸性となった内容物を中和するのが役割ですので、酸性であっては意味がありませんし、胃へ分泌されるのでも筋が通りません。設問は「弱酸性」「胃へ」と二か所とも誤っています。 【膵臓の働き】 外分泌 …… 膵液を十二指腸へ分泌。 トリプシノーゲン、膵液アミラーゼ、リパーゼ等の消化酵素を含む 内分泌 …… 血糖値を調節するホルモンを血液中へ分泌。
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インスリン(血糖値を下げる)とグルカゴン(血糖値を上げる) 【(b)正しい ―― 食道の括約筋】 食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が逆流しないように防いでいます。この括約筋がゆるむと、胃液が食道に流れ込んで胸やけが起こります。なお、食道には消化液の分泌腺はありません。 【(c)正しい ―― 糞便の滞留場所】 通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留し、直腸は空になっています。S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激で便意が起こります。この仕組みを知っておくと、便意を我慢することが便秘につながる理由も理解できます。 【(d)が誤り ―― 「動脈」ではなく「静脈」です】 肛門周囲には、静脈が細かい網目状に通っており、肛門周囲の組織がうっ血すると痔の原因となります。「動脈」としている点が誤りです。うっ血という言葉が静脈側の血の滞りを指すことからも、判断できます。 【大腸についての補足】 構成 …… 盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸 働き …… 水分とナトリウム等の電解質の吸収。消化はほとんど行われない 腸内細菌 …… 血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生する 糞便の成分 …… 水分が約70パーセント、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸が約15から20パーセント、腸内細菌の死骸が約10から15パーセント、食物の残滓は約5パーセントに過ぎない

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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