コレステロール及び高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第79問

コレステロール及び高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 低密度リポタンパク質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶ働きがある。b 大豆油不けん化物は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。c リボフラビンは、酵素により活性化され、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を示すと言われている。d ガンマ-オリザノールは、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として用いられる。

正答 (4)
正答は (4)。(b)(c)(d)が正しく、(a)が誤りです。 【(a)が誤り ―― LDLとHDLが逆です】 低密度リポタンパク質(LDL) …… コレステロールを肝臓から末梢組織へ運ぶ 高密度リポタンパク質(HDL) …… 末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶ 設問はLDLについてHDLの説明を当てているので誤りです。「Lは肝臓から出ていく(Leave)、Hは帰ってくる(Home)」のように、自分なりの語呂で固定しておくと確実です。 【脂質異常症の診断基準値】
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医療機関の検査値について、次の数値も問われます。 LDLコレステロール …… 140ミリグラム毎デシリットル以上 HDLコレステロール …… 40ミリグラム毎デシリットル未満 中性脂肪(トリグリセリド) …… 150ミリグラム毎デシリットル以上 いずれか一つでも該当すれば脂質異常症とされます。 【(b)正しい ―― 大豆油不けん化物】 大豆油不けん化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされます。高コレステロール改善成分としては、ほかにリノール酸、ポリエンホスファチジルコリン、パンテチンがありますが、働きは異なります。 リノール酸、ポリエンホスファチジルコリン …… コレステロールと結合して代謝されやすいコレステロールエステルを形成し、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す パンテチン …… LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、HDL産生を高める 【(c)正しい ―― リボフラビン(ビタミンB2)】 リボフラビン酪酸エステル等は、体内で酵素により活性化され、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を示すと言われています。服用により尿が黄色くなることがありますが、使用の中止を要する副作用等の異常ではありません。購入者が驚かないよう、あらかじめ伝えておくとよい点です。 【(d)正しい ―― ガンマ-オリザノール】 ガンマ-オリザノールは、米油や米胚芽油から見出された成分で、抗酸化作用を示し、ビタミンE等と組み合わせて配合されている場合があります。血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として用いられます。 【高コレステロール改善薬についての助言】 高コレステロール改善薬は、痩身効果を目的とする医薬品ではありません。生活習慣の改善を図りつつ、一定期間(1から3か月)使用しても検査値に改善がみられない場合には、医療機関の受診を勧めてください。

出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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