医療機関で治療を受けている人等への配慮に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第15問

医療機関で治療を受けている人等への配慮に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 医療機関での治療は特に受けていない場合であっても、医薬品の種類や配合成分等によっては、特定の症状がある人が使用するとその症状を悪化させるおそれがある。b 生活習慣病等の慢性疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品を使用することでその症状が悪化したり、治療が妨げられることもある。c 医療機関・薬局で交付された薬剤を使用している人について、疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品との併用により症状を悪化させることがあり注意が必要であるため、一般用医薬品との併用の可否を判断することを登録販売者に義務付けている。

正答 (4)
正答は (4)。(a)(b)が正しく、(c)が誤りです。 【(a)正しい ―― 診断を受けていなくても悪化します】 医療機関での治療を特に受けていない場合であっても、医薬品の種類や配合成分等によっては、特定の症状がある人が使用するとその症状を悪化させるおそれがあります。添付文書の「相談すること」には、「次の症状がある人」という項目があり、診断の有無とは別に注意が必要な場合を想定しています。 排尿困難の症状がある人 …… 抗コリン作用のある成分で尿閉のおそれ 激しい腹痛、吐きけ・嘔吐の症状がある人 ……
解説の続きをみる続きを閉じる
瀉下薬や浣腸薬で症状を悪化させるおそれ むくみの症状がある人 …… グリチルリチン酸等で偽アルドステロン症のおそれ 下痢の症状がある人 …… 瀉下作用のある成分 【(b)正しい ―― 慢性疾患への影響】 生活習慣病等の慢性疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品を使用することでその症状が悪化したり、治療が妨げられたりすることもあります。 高血圧 …… アドレナリン作動成分で血圧が上昇する 糖尿病 …… アドレナリン作動成分で血糖値が上昇する 心臓病 …… カフェインやアドレナリン作動成分で心臓に負担 緑内障 …… 抗コリン作用のある成分で眼圧が上昇する 腎臓病 …… アルミニウムやマグネシウムを含む成分 【(c)が誤り ―― 登録販売者に判断は義務付けられていません】 医療機関・薬局で交付された薬剤を使用している人については、登録販売者が一般用医薬品との併用の可否を判断することは困難です。処方した医師もしくは歯科医師、または調剤した薬剤師に相談するよう説明する必要があります。「判断することを登録販売者に義務付けている」という記述が誤りです。むしろ、自分で判断せず、判断できる人につなぐことが登録販売者に求められる対応です。 【過去の治療歴についても確認する】 過去に医療機関で治療を受けていた場合にも、どのような疾患について、いつ頃かかっていたのかを踏まえて、購入者等が使用の可否を適切に判断できるよう情報提供することが重要です。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛媛県の見解ではありません。内容について、愛媛県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「医薬品に共通する特性と基本的な知識」のほかの問題

  1. 令和3年度 第15問セルフメディケーションに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  2. 令和4年度 第8問医薬品と食品との飲み合わせに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  3. 令和6年度 第1問医薬品の本質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  4. 令和6年度 第14問プラセボ効果(偽薬効果)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  5. 令和7年度 第7問他の医薬品や食品との相互作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  6. 令和7年度 第20問クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及びCJD訴訟に関する記述の正誤について、正しい組み

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク