医薬品の適正使用と副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第16問

医薬品の適正使用と副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。b 一般用医薬品には、使用してもドーピングに該当する成分を含んだものはない。c 一般用医薬品は作用が著しくないため、乱用の繰り返しによっても、慢性的な臓器障害までは生じない。d 人体に直接使用されない医薬品についても、使用する人の誤解や認識不足によって、副作用につながることがある。

正答 (1)
正答は (1)。(a)(d)が正しく、(b)(c)が誤りです。 【(a)正しい ―― 用量と使い方の定め方】 医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められています。用法用量が決められているのは、効き目と危険性のつり合いを取るためです。一度に大量に飲めば効き目が強くなるわけではなく、危険性が増すだけである、という理解につながります。 【(b)が誤り ―― ドーピングに該当する成分を含むものがあります】 一般用医薬品にも、使用するとドーピングに該当する成分を含んだものがあります。メチルエフェドリン、プソイドエフェドリン、マオウなどのアドレナリン作動成分が代表例です。そのため、スポーツ競技者から相談があった場合には、専門知識を有する薬剤師などへの確認を促す必要があります。「該当する成分を含んだものはない」という全否定が誤りです。
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【(c)が誤り ―― 慢性的な臓器障害も生じます】 一般用医薬品であっても、乱用の繰り返しによって慢性的な臓器障害を生じるおそれがあります。たとえば、解熱鎮痛薬の長期連用による自覚症状のないままの臓器障害の進行が知られています。「作用が著しくないため生じない」という理屈は成り立ちません。 【医薬品の不適正な使用】 医薬品の不適正な使用は、おおむね次の二つに大別されます。 使用する人の誤解や認識不足に起因するもの …… 用法用量の理解不足、思い込みによる過量服用など 医薬品を本来の目的以外の意図で使用するもの …… 快感を得る目的での乱用など 後者については、一度依存が形成されると、そこから離脱することは容易ではありません。 【(d)正しい ―― 人体に直接使用しない医薬品】 人体に直接使用されない医薬品(殺虫剤、消毒薬、検査薬等)についても、使用する人の誤解や認識不足によって副作用につながることがあります。たとえば、検査薬の検査結果を誤って判断し、適切な医療機関の受診が遅れることが挙げられます。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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