鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。…
主な医薬品とその作用 第68問
鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)延髄の咳嗽中枢に作用するジヒドロコデインリン酸塩は、その作用本体であるジヒドロコデインがモルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であるため、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
- (2)自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させるジプロフィリンは、中枢神経系を興奮させるため、甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがある。
- (3)カンゾウは、グリチルリチン酸による抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促す等の作用も期待される。
- (4)交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示すトリメトキノール塩酸塩水和物は、中枢神経系に対する作用が強く、依存性がある成分であることに留意する必要がある。
正答 (4)
正答は (4)。誤っているのはこれです。
【(4) 誤り ―― 依存性に留意するのはメチルエフェドリン等です】
トリメトキノール塩酸塩水和物は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させるアドレナリン作動成分です。ここまでは正しいのですが、中枢神経系に対する作用が他の成分に比べ強いとされ、依存性がある成分であることに留意する必要があるのは、メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、マオウ(エフェドリンを含む)です。トリメトキノールについてそのような記載はありません。
【ほかの選択肢】
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(1) 正しい。コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩は、その作用本体であるコデイン、ジヒドロコデインがモルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であることなどから、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれます。
(2) 正しい。ジプロフィリンなどのキサンチン系成分は、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させます。中枢神経系を興奮させる作用を示し、甲状腺機能障害又はてんかんの診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがあります。
(3) 正しい。カンゾウは、グリチルリチン酸による抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促す等の作用も期待して用いられます。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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