次の記述は、一般用医薬品の販売に関するものである。以下のような購入者に対する対応について、正しいものの組み合わせはどれか…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第7問
次の記述は、一般用医薬品の販売に関するものである。以下のような購入者に対する対応について、正しいものの組み合わせはどれか。成人男性が、ドラッグストア(店舗販売業)に来店した。かぜ様症状のため、解熱鎮痛薬と鎮咳去痰薬を購入しようと相談カウンターにやって来た。これらの医薬品を使用するにあたり、注意事項を教えてほしいとの相談があった。a 有効成分に関係なく、解熱鎮痛薬と鎮咳去痰薬を併用しても問題ないと説明する。b 有効成分によっては、コーヒーと一緒に服用すると、過剰摂取となるものがあることを説明する。c 医療機関・薬局から交付された薬剤を使用している場合は、登録販売者が併用可能か判断する。d 購入しようとしている解熱鎮痛薬や鎮咳去痰薬の使用者を確認し、使用者の医薬品の使用状況を踏まえて、必要な種類・量の医薬品を販売する。
- (1)(a、c)
- (2)(a、d)
- (3)(b、c)
- (4)(b、d)
正答 (4)
正答は (4)。適切なのは(b)と(d)です。
【場面を確認する】
成人男性が、かぜ様症状で解熱鎮痛薬と鎮咳去痰薬を同時に購入しようとしています。複数の医薬品を併用する場面ですから、成分の重複が最大の注意点になります。
【(a)が誤り ―― 成分の重複を無視してはいけません】
解熱鎮痛薬と鎮咳去痰薬には、同じ成分が重ねて配合されていることがよくあります。たとえば、どちらにも無水カフェインや抗ヒスタミン成分が入っていれば、それぞれの用量は守っていても合計では過量になります。「有効成分に関係なく併用して問題ない」という説明は明確に誤りです。
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【(b)正しい ―― カフェインと飲み物の関係】
かぜ薬や解熱鎮痛薬には、鎮痛作用を助ける目的などでカフェイン類が配合されることがあります。コーヒーや緑茶、栄養ドリンクなどカフェインを含む飲み物と一緒に服用すると、カフェインの過剰摂取となり、不眠、動悸、神経過敏などを生じるおそれがあります。食品との相互作用の代表例として、そのまま覚えてよい内容です。
【(c)が誤り ―― 判断するのは登録販売者ではありません】
医療機関や薬局から交付された薬剤を使用している場合、一般用医薬品との併用の可否を登録販売者が判断することは困難です。この場合は、処方した医師または調剤した薬剤師に相談するよう勧めるのが正しい対応です。登録販売者の役割の限界を問う頻出の論点ですので、確実に押さえてください。
【(d)正しい ―― 使用者の確認と必要量の販売】
誰が使うのか(本人か家族か、小児か高齢者か)、どのような使用状況かを確認し、必要な種類と量を販売することは、販売時の基本です。必要以上の量をまとめ売りすることは、乱用や不適正使用につながるため避けるべきとされています。
【まとめ】
併用の相談を受けたときの筋道は、使用者を確認する、成分の重複を確認する、医療機関の薬があれば医師・薬剤師につなぐ、の三段構えで考えましょう。
出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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